レビュー

Rapha







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Factorの新型エアロロードバイクは、2026年からの新UCIルールに適合しているのか?
今年のクリテリウム・デュ・ドーフィネ(来年からはオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ)で一躍世間の注目を集めたのが、Factorのあの新型エアロロードバイクだ。
関連記事:【追記】Factorから新型エアロバイク登場か。特徴的なフォークデザインのプロトタイプがドーフィネで使用中?
なんといってもあの独特のスーパーベリーワイドなフォークデザインが特徴的。近年のトラックバイクの流行(?)でもある設計だ。
ただし現時点ではまだ公式発表はなく、メーカー側もチーム側もそのバイクの詳細については固く口を閉ざしている。
一方で先日UCIはUCIルールの一部を改訂し、特に機材面でいくつかルールを変更し、2026年からその新ルールを適用すると発表していた。
その新ルールの発表は、Factorの新型エアロバイクが登場した後のことであり、ある意味では「後出しジャンケンやんけ」という感じになるわけだが、果たしてFactorのその新型バイクは改訂版UCIルールに適合しているのか?もしそうでなければ、残り約半年の命となるのだが?
そこで実際に今回の情報源メディアのスタッフが、メジャーなどの計測器を使ってそのバイクの各所を計測し、改訂版UCIルールとの適合性を確かめた。
情報源:We Took Calipers to Factor’s Unreleased Aero Bike To See If It Is UCI Legal
まずFactorの新型エアロロードバイクの最大の特徴とも言えるフォークについてだが、UCIの改訂版新ルールによれば、フォーク内部のタイヤクリアランスは最大でフロントが115mm、リアが145mmまでとなった。これはトラックバイクにも適用される(ただしトラックは2027年から)。
ではFactorの新型エアロロードバイクについてはどうか?計測したフォーク間の数値は、なんと114mm!新UCIルールでは115mmまでなので、1mmというギリギリの差で合法!

次に世間で悪評高いハンドルバーサイズの制限だが、こちらは新ルールでは上の画像のように、エンド部分の中心間で最小380mmまで。
これについても実際のFactor新型バイクのほうは実測でちょうど380mmぴったりだったらしい。
情報源記事によれば、ブラケットフードについては多少の調整をしないと新ルール違反となるらしいが、それはフードの位置を少し調整すれば解消できるようなので大きな問題ではないとしている。
以上のように、計測結果はあくまでフォークとハンドルだけではあるが、全体的にもUCIの新しいルールにも適合しているのではないかと推察される。
そもそも現時点のルールに適合しているからUCIから承認を得られ、クリテリウム・デュ・ドーフィネで使用できていたわけだが、UCIの改訂版新ルールにも上記のようにほぼジャストに適合しているという事実を考えると、やはり早い時期からUCIのルール改訂の情報をつかみ、その新ルールに基づいた設計をしていたと考えるのが合理的だろう。つまり、UCIと早い段階から新ルールについて情報交換していたのではないだろうか。いや知らんけど。
このへんの事情も正式発表後にいろいろ明らかになっていくのかもしれない。
機材のルール改定はUCIが勝手に決めているのではなく自転車の製造メーカーの組合とか選手の組合とかが関わっているので当然知っているでしょう
たしかにそれはそうブヒね。
あとは、一体いつごろこの改訂話がでてきたのか動き出したのか、なにがきっかけだったのかなどの情報も出てくるのも期待したいブヒね。