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ロードレースとロードバイク

レムコ「愚かなタイムロス」。2025ツール・ド・フランス第1ステージの横風分断で40秒を失ったことについてのコメント

2025ツール第1ステージの横風分断で遅れたレムコ・エヴェネプールのレース後のコメント

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昨夜の2025ツール・ド・フランス第1ステージは、ゴールまで残り16kmとなった終盤でTeam Visma | Lease a Bikeが横風分断作戦をしかけた。それにはタデイ・ポガチャルなどが反応することに成功したが、レムコ・エヴェネプールとプリモシュ・ログリッチらはその動きに対処できず後方集団に置いてけぼりとなった。

結果フィニッシュラインでヴィンゲゴーとポガチャルに対して40秒を失うという大きなハンデを背負った状態で今後のツール・ド・フランスを戦わなければならなくなり、初日から苦境に立たされたといっていいだろう。

そんな遅れついてレース後にレムコ・エヴェネプールは「愚かなタイムロスだった」と後悔する。

情報源:‘A Stupid Time Loss’: Remco Evenepoel Remarkably Relaxed About Early Setback at Tour de France

レムコはこれまでよく気に入らないことがあると周囲に当たり散らすことがあったが、昨夜のレース後のメディア対応は驚くほど穏やかな話しぶりだったらしい。大人になったのか?

レムコは、昨年のツールでは第4ステージ後にポガチャルと45秒差をつけられていたことを引き合いに出し、今年は初日からそれと同じになったと話し始めた。そして自分がタイムロスしたことよりも、この日の最大の目標だったティム・メルリールによるステージ優勝を成功させられなかったことが一番残念だと語った。

そしてこの日は横風分断もありえるとレース前のミーティングで注意事項として取り上げられていたと明らかにする。

当然チームカーからもレース中にそうした警告・指示は何度も飛んでいただろう。レムコいわく、その終盤までは全体としてはレースが穏やかに進み、レース後半でさえも若干眠たくなるような雰囲気もあったとのこと。そして、そのままプロトン一丸となって集団スプリントとなるだろうと油断していたと。だがそうした油断が自分たちの間違いだったと話す。

なおその横風分断が始まったとき後方に残されたレムコはまだ差が少ないうちに追いつこうとしていたが、そこで一瞬バランスを崩して道路脇の草むらへ押しやられた瞬間があった。

それについては、「誰かが自分のケツを押して、それでバランスを崩した」とそのときの状況を説明した。

“It is just a stupid time loss, but we can’t change it. I’m already happy that I have not been off the bike today, that I could stay on the bike.”

訳「愚かなタイムロスだったとしか言いようがない。でも起こったことは変えられない。まぁハッピーだったのは落車しなかったこと。レースを続けられること」

また、「ヴィンゲゴーとポガチャル以外の総合のライバルが前方集団にいなかったのはポジティブな要素。まだまだツールは始まったばかりで闘いは長い。チャンスはまだまだある」とも語る。

このようにレムコは自分の油断からの遅れを愚かだったといいつつも、そのインタビューでは不思議とリラックスしているような雰囲気だったようだ。毎日のことにいちいち大げさに反応したり、感情を激しく上下させていては無駄に疲れるだけ、余計なストレスで自滅するだけと学んだのかもしれない。


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piginwired
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