2026年からINEOS Grenadiersのチームバイクはどのブランドに？

INEOS Grenadiersはツール・ド・フランス前にトタルエナジーズ社が新しくスポンサーに加わると公表し、今のジャージにはすでに同社のロゴが胴部に大きく入っている。

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一方で複数のソースにより、これまでチームSky時代を含めて16年間にわたりチームバイクを供給してきたPinarelloが今年いっぱいで契約を終了させるだろうと考えられている。この件について現時点ではPinarello側もINEOS Grenadiers側もノーコメントだ。

情報源：Ineos have no bikes for 2026, and options are running out

やはりPinarelloは来年からQ36.5か？

そしてPinarelloは、今年からトム・ピドコックが加入したQ36.5に来年からバイクを供給するだろうと予想されており、同チームはScottからPinarelloへと変わることになるだろう。

このブランドの交代劇はある意味では当然のもので、そもそもProTeamのQ36.5の立ち上げに資金を供給したのが南アフリカ出身の大富豪アイバン・グラゼンバーグ。そんな彼はウェアブランドとしてのQ36.5とPinarelloのオーナーでもあるからだ。

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またトム・ピドコックはグラベルロードバイクもMTBも現在Pinarelloのものを使っている。Scott側も2026年にまだQ36.5との契約が残っているとは言わないままだ。事実として契約があるならあるとはっきりいえばいいだけはなずで、そこを曖昧にしたような言い方は「やはり･･･」と思わざるを得ない。

INEOS Grenadiersのチームバイクの候補は？

それでは上述のことが仮に本当になるとして、INEOS Grenadiersのチームバイクはどのブランドが供給するのか？考えらる方向性は大きく2つ。INEOS Grenadiersと契約するのが、現在すでにワールドチームと契約しているブランドの場合とそうでないブランドの場合だ。

前者の場合は2チーム以上にバイクとその関連サービスを供給できるだけの資金と体制を持っているブランドになるだろう。そうなれば必然的にアメリカンブランドのTrekかSpecializedになるだろうか。そしてINEOS Grenadiersがレムコ・エヴェネプールを獲得しようとしているのならば、Specialized･･･？

だが一方で情報源記事によると複数のソースの話として、マチュー・ファン・デル・プールが使うCanyonがINEOS Grenadiersに大規模なオファーを出したとか。だが結局それは現実化しなかったようだが。しかしAlpecin-Deceuninckは財政難に苦しんでいるとの情報があるらしい。

さらにおなじくCanyonを使うMovistarが別のバイクブランドと最近話をしていたとかなんとか。

Canyonとマチュー・ファン・デル・プールは10年契約を結ぶなど強い結びつきがある。ならば仮にマチューが移籍すればCanyonがその移籍先のチームバイクになる可能性がある。

マチューとAlpecin-Deceuninckとの契約も長期契約であり2028年まであるが、仮にAlpecin-Deceuninckが消滅またはDeceuninck社に代わる新スポンサーが見つからず、かつそうしたチーム事情が悪化した場合にマチューがフリーになれるという契約内容になっていれば、マチューがINEOS Grenadiersに移籍･･･というのも考えられなくはない。そうなればINEOS GrenadiersはCanyon･･･？

加えて他の可能性としてMeridaがINEOS Grenadiersと契約という可能性もあるようだ。なぜなら2026年からBahrain VictoriousがBianchiにチームバイクが変わると言われており、Meridaは2026年の契約がないらしい。

以上、いろいろ書いたがこうした情報もどれだけ確実なのかはわからない。しょせんは妄想の域を出ないだろうが、2026年はワールドチームとProTeamの2度目となる入れ替えが行われた、いわば新体制の年なわけで、それに向けて今年の後半からいろいろな動きが出てきそうだ。