Enter your email address below and subscribe to our newsletter

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージ

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージはLidl-Trek&ピーダスンが完勝!

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージは逃げに5名を送りこんだLidl-Trekが、マッズ・ピーダスンのステージ優勝で完勝!

Share your love

阪神優勝!となった昨夜の2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第15ステージは、Lidl-Trekにとっても完勝を祝う日となった。

第15ステージのコースと優勝予想

今週は超級アングリルの登場や昨日の第14ステージの連続1級山岳などのせいで登りばかりという印象が強く残っているが、今週最後の今日も中級山岳ステージ扱いでアップダウンだらけだ。

だがしかし最後は下り基調のままフィニッシュとなり、登りフィニッシュとはならない。そのコースプロフィールがこちら。

走行距離167.8 km、獲得標高3287 m。スタート直後いきなり標高800m以上まで登る山。そこからアップダウンの連続。

🐷「これスプリンターいけるか?無理じゃね?」

たしかに後半からは下り基調で、多少遅れた程度では合流できそうな可能性もあるが。また135km地点あたりで小さな登りがあるが、ここで遅れてもゴールまで30kmあるのでなんとかなる?仮にそこまでスプリンターが生き残ったとしてもかなり脚が削られてそう。

今日可能性のあるスプリンターとしてはちょっとしたクライマーのマッズ・ピーダスンだけだろうか。今日もまた大逃げが決まりやすいと思われるうえに、基本的に総合系チームにはあまり関係のない1日となりそうなので、Team Visma | Lease a BikeよりもLidl-Trekがスタート直後からどう動くのか気になるところ。

優勝予想かい?うん、マッズ・ピーダスンさ!

レース展開ハイライトとレビュー

逃げ40名以上!

やはり上述のように大きな逃げができた。その数45人。そして予想通りLidl-Trek勢が動いてきた。Lidl-Trekはジュリオ・チッコーネ、マッズ・ピーダスン、カルロス・ベローナ、ジュリアン・ベルナール、アマヌエル・ゲブレイグザビエルの5名を送り込み、完全にやる気満々である。おそらくはみんなマッズ・ピーダスンのアシストだろうか。

そして今日はプロトンは完全におやすみ。残り50kmの時点ですでに13分以上の大きなタイム差を容認して逃げの日が決定となる。

だがそんなに大きなタイム差がつくと逃げ集団に入っている選手の中から総合成績トップ10争いに加わるような選手が出てくるかもしれない。ヴィンゲゴー&Vsima勢には無関係な争いだが、そのあたりプロトンの他チームはどう考えるか。

観客乱入でピーダスン危機一髪も、ハビエル・ロモは落車

残り30kmで追走集団が分断。

先頭で逃げるのは山岳賞ジャージキープを狙っていたジェイ・ヴァインとルイス・フェルヴァーケ。その二人を追うのが40名以上の大きな追走集団。

しかしその大集団から残り30kmあたりになるとちょっとした登りを利用して、サンティアゴ・ブイトラゴとエガン・ベルナルがアタック。それにスプライマー(スプリンター+クライマー)と化したマッズ・ピーダスンが反応してついていく。

さらに数名がギリギリのタイミングでピーダスンたちに追いつき、追走集団が少し分断されてしまう。そしてピーダスンを含む第1追走集団が少しずつジャイ・ヴァインとの差を縮小していく。

この第1追走集団は、マッズ・ピーダスン、エガン・ベルナル、サンティアゴ・ブイトラゴ、エディ・ダンバー、マルコ・フリゴ、マグナス・シェフィールド、オールイス・アウラールの7名。

ただこの7名もなかなか先頭の2名を捉えることができない。外見上はローテーションが上手くいっているように見えるが、みんな微妙に脚を温存しようとしているのか。腹のさぐりあいが始まっているか?

そしてこの7名とそれを追う後方の追走集団の差は30秒ほど。

残り10kmからピーダスン集団がいっきにヴァイン&フェルヴェーケとの差を詰めはじめ、残り7kmでついにその2名を吸収。

このままいけば優勝候補最右翼はマッズ・ピーダスン。残りのメンバーはなんとか抜け出して単独で独走に持ち込みたい。

難しい局面を完璧にコントールし、マッズ・ピーダスンが完勝!

全ての選手がマッズ・ピーダスン包囲網をつくり、逆にピーダスンは全ての選手の動きをチェックしなければいけないかなり難しい局面となる。

ここからフェルヴェーケ、ヴァインが連続アタックをしかけるもピーダスンを粉砕することはできず。

そしてラストスプリント!

最初にマルコ・フリゴが加速し最終コーナーを先頭で入る。その番手にピーダスン。

コーナー回ってすぐにピーダスンがスプリント。

ピーダスンは最後は余裕のある感じで完勝。

ピーダスンは今年のジロ・デ・イタリアでは4勝したがツールには出場せず今年はブエルタへ。そして今大会初勝利を挙げた。これでブエルタでのステージ勝利は4回目だ。

落車したシェフィールドは一見大きな負傷はなさそうで、すぐにバイクにまたがり自力でゴールしていた。骨折などはなさそうに見えた。

回復にはハリボーがおすすめ?

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

順位選手チームタイム差
1Mads PedersenLidl – Trek1位との差
2Orluis AularMovistar Team,,
3Marco FrigoIsrael – Premier Tech,,
4Santiago BuitragoBahrain – Victorious,,
5Eddie DunbarTeam Jayco AlUla,,
6Egan BernalINEOS Grenadiers,,
7Louis VervaekeSoudal Quick-Step,,
8Jay VineUAE Team Emirates – XRG0:08
9Magnus SheffieldINEOS Grenadiers*0:00
(最終コーナーで落車したのでピーダスンらと同タイム扱い)
10Alec SegaertLotto0:23

総合トップ10

順位選手チームタイム差
1Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike1位との差
2João AlmeidaUAE Team Emirates – XRG0:48
3Thomas PidcockQ36.5 Pro Cycling Team2:38
4Jai HindleyRed Bull – BORA – hansgrohe3:10
5Felix GallDecathlon AG2R La Mondiale Team3:30
6Giulio PellizzariRed Bull – BORA – hansgrohe4:21
7Matthew RiccitelloIsrael – Premier Tech4:53
8Sepp KussTeam Visma | Lease a Bike5:46
9Junior LecerfSoudal Quick-Step5:49
10Torstein TræenBahrain – Victorious6:33

各賞1位

総合1位Jonas Vingegaard(Team Visma | Lease a Bike)
ポイント賞1位Mads Pedersen(Lidl – Trek)
山岳賞1位Jay Vine(UAE Team Emirates – XRG)
新人賞1位Giulio Pellizzari(Red Bull – BORA – hansgrohe)


Share your love
piginwired
piginwired
Articles: 8090

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!