レビュー
Rapha








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ヨーロッパ選手権で早々にリタイアしたヨナス・ヴィンゲゴーの出場はマーケティング上のものだった?
先日の世界選手権に続いて日曜日に開催された2025ヨーロッパ選手権。そこでも世界選に続いてタデイ・ポガチャルが鉄槌を振り下ろし、ヨーロッパを破壊。75kmの独走で二冠を達成した。「同年度の世界選+ヨーロッパ選手権の同時優勝」はロードレース史上初であり、歴史的偉業である。
→ポガチャルが75km独走でヨーロッパ選手権を制覇。世界王者との二冠達成
一方でそんなポガチャルとは対照的に期待を大きく裏切る走りだったのが、ツール・ド・フランスにおける彼の最大のライバル、ヨナス・ヴィンゲゴーだった。まだ中盤でのペースアップについていけず、早々にリタイアとなったからだ。
そんなヴィンゲゴーについては、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝後はまともにトレーニングができていなかったという事情も考えられ、そもそもヨーロッパ選手権で活躍できるような状態ではないのに出場していた可能性もあり得る。
そのヴィンゲゴーの出場について元プロ選手Brian Holmは、8割がたマーケティングの事情だろうと語る。
彼が述べた考えによると、ヴィンゲゴーが出場することで大会側だけでなくデンマーク代表チームにも金銭的利益があり、そのためヴィンゲゴーの出場それ自体に価値があるとするものだ。たとえば、それまでヨーロッパ選手権を取材したことのないジャーナリストやメディアが現地へ向かうという事象が発生すれば、大会の知名度、メディアへの露出、現地経済への貢献が期待できる。
また、ロードレースにおけるマーケティングという事情についてBrian Holmは、かつてのある選手の移籍について「ほぼ勝てないだろうが、彼を獲得するとスポンサーが喜ぶ」という発言をチーム側から聞いたという自身の体験を語り、ロードレース界においても様々な面でマーケティング上の事情が考慮されている現実を示す。
Brian Holmはそうしたことに加え、ブエルタ・ア・エスパーニャ後、ヨーロッパ選手権前にデンマークチームのコーチを務める元プロ選手のミカエル・モルコフと話したとき、モルコフが「ヴィンゲゴーはヨーロッパ選手権をキャンセルする予定だ」と口にしていたことも明らかにする。つまり、ヴィンゲゴーのコンディションは決してベストではなかったのに出場した可能性が高いというわけだ。
もちろんヴィンゲゴーが愛国心たっぷりで自ら進んで代表入りを懇願した可能性もなくはないが。
同年度の世界選+ヨーロッパ選手権の同時優勝が初めてではない、2016年のサンガも世界選+ヨーロッパ選手権の同時優勝
あ、たしかにそうブヒね。
うっかり2018年までの結果しか見てなかったブヒ。
あざっす!修正完了!