レビュー
Rapha






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レッドブルのダブルエースだったジュリオ・ペリツァーリの大失速で、チームの戦略は崩壊。ジャイ・ヒンドレーに一本化へ
昨夜の2026年ジロ・デ・イタリア第16ステージで、Red Bull-BORA-hansgroheの総合争いの戦略に大きな誤算が生じた。
その日のRed Bull-BORA-hansgroheは最終登坂となる1級山岳カリーでフェリクス・ガルやテイメン・レンスマンら総合表彰台争いのライバルにプレッシャーをかけるべく、集団前方でペースを上げた。
しかし、そのペースによって最初に脱落したのは、他チームのライバルではなく、自チームのダブルエースの1人ジュリオ・ペリッツァーリだった。
ペリツァーリはこの日、ヨナス・ヴィンゲゴーから18分以上を失い、総合順位でも大きく後退。
大会前は総合表彰台候補の一人と見られていたが、第3週初日の山岳ステージで総合表彰台争いから事実上脱落した。
ペリツァーリはツアー・オブ・ジ・アルプスを制してジロに入り、イタリア期待の総合系ライダーとして注目されていた。だが大会序盤から体調面の問題を抱え、第9ステージのコルノ・アッレ・スカーレでも大きくタイムを失っていた。
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それでも第14ステージのピラでは復調を感じさせる走りを見せ、再び総合表彰台や新人賞争いへの期待をつないでいた。
しかし第16ステージでは最後の1級山岳に入ってすぐに早い段階で失速。レース後に本人曰く「もう脚が動かない状態で無理だった」と告白した。また、「その登りでは最初の1kmから全開だった。フィニッシュまでは遠すぎたので、脚を止めた」とも説明。
今後については、ジャイ・ヒンドレーの表彰台争いを助ける方針を示した。
Red Bull-BORA-hansgroheは大会前からペリツァーリとヒンドレーの2人を使い、総合上位陣に対して数的優位に立つこでヴィンゲゴーやその他のライバルたちに攻撃を仕掛ける可能性すら視野に入れていたはず。
それができなくなっただけでなく、同時に自分たちもジャイ・ヒンドレーだけになってしまったというプレッシャーを受けることになった。
同チームのスポーツディレクターも、「当初はガルやアレンスマンに対してタイムを奪うために最終登坂で主導権を握る意図があった」と説明していたが、。しかしペリツァーリ自身が今日は無理だと伝えてきたため、チームは彼を捨てヒンドレーを中心に走る判断を下したわけだ。
現在ヒンドレーは第16ステージで上位フィニッシュし、総合4位。3位のティメン・アレンスマンとは33秒差、2位のフェリックス・ガルとは57秒差。総合優勝争いではヴィンゲゴーが大きくリードしているが、ローマでの最終表彰台のうち最上段以外を争う扉はまだ閉じていない。ヒンドレーにもまだチャンスはある。
今後はペリツァーリがどれだけヒンドレーのアシストをできるかによって総合タイム差の縮まり方が変わる可能性もある。最終山岳決戦に向けて総合2位、3位争いがおもしろくなってきたか。