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Orbeaから2027エアロロードバイクの新Ocra Aeroが登場
スペインはバスクを本拠地とするメジャーブランドのORBEA(オルベア)から、2027年モデルの新型エアロロードバイクのフラッグシップモデル、ORBEA ORCA AERO(オルカ・エアロ)が発表された。まずはその次のPVを見て欲しい。
前作と比べるとフルモデルチェンジとなり、単なる空力性能の向上ではなく、「ライダーとバイクを一つのシステム」として開発する新たな設計思想を採用し、平坦だけでなく登坂性能や将来のレース環境まで見据えた一台へと進化している。
新型ORCA AERO最大の特徴はフレーム単体の空力性能だけを追求する従来型の開発から一歩進み、ライダーを含めたトータルシステムとして速さを追求した点にある。
ORBEAは風洞実験やCFD解析だけでなく、実際のライダーのポジションや挙動まで分析。空気抵抗(CdA)の低減を目標に、
という3つの要素を同時に進化させたという。
こうした乗り手を含めた性能のトータルデザインという開発思想は、先日発表されたばかりのSpecialized S-Works Tarmac SL9やLOOKの795 Blade RS 3と同じであり、近年のエアロロードバイクの技術トレンドと言える。
新型ORCA AEROでは、数多くの空力改善が施されている。

(Orbeaのメディアキットから)
ヘッドチューブやフォーク形状を全面的に見直し、ダウンチューブは専用ボトルケージとの一体設計を採用。BB下には整流フィンを配置し、リアホイールへ流れる気流も最適化した。
さらにDi2バッテリーをBB周辺へ移設したことでシートポストを細身化し、細部まで空力性能を高めている。

(Orbeaのメディアキットから)
これらの改良により、
もの抵抗削減を実現したと謳う。

(Orbeaのメディアキットから)
新型ORCA AEROではジオメトリーにも大きな変更が加えられた。
一般的なレーシングロードよりもBBドロップを大きく設定する(一般的なロードバイクは72mm前後なのに対して新ORCA AEROは78mm)ことで、重心を下げ、ライダーの姿勢変化を抑制。これによって前面投影面積を小さくすると同時に、高速域での安定性も向上している。
また、
を組み合わせることで、多様なライディングポジションに対応できる設計となっている。
エアロロードは重量面で不利になりやすいが、新型ORCA AEROでは軽量化と剛性向上も同時に実現した。
前作と比較すると、
しており、登坂性能も強化されている。
ORBEAでは8%勾配を17km/hで登坂する条件でも約2Wの効率改善が得られるとしており、平坦だけでなく山岳ステージでも戦えるエアロロードを目指した。
近年のロードレースではタイヤのワイド化が急速に進んでいる。
これに対応するため、新型ORCA AEROは29〜35mmタイヤを前提に設計され、最大37mmまで装着可能なクリアランスを確保した。

(Orbeaのメディアキットから)
これは現行UCI規則を考慮した上限に近い設計であり、将来的にさらにワイドタイヤ化が進んでも対応できる余裕を持たせている。
悪路ではワイドタイヤによるグリップや快適性向上により、40km/h走行時で6〜7Wの効率改善が期待できるという。
空力性能だけでなく、実用性も現代のレーシングバイクらしくアップデートされた。
主な装備は以下のとおり。
長期的な運用やメンテナンス性にも配慮した仕様となっている。
新型ORCA AEROはすべてOMXカーボンフレームを採用し、コンポーネント違いで6モデルを展開する。
日本市場での価格は以下のとおり。
| モデル | 価格(税込) |
|---|---|
| ORCA AERO M10i LTD(Dura-Ace Di2) | 1,699,000円 |
| ORCA AERO M11e LTD(SRAM RED AXS) | 1,699,000円 |
| ORCA AERO M21e LTD(SRAM Force) | 1,268,300円 |
| ORCA AERO M20i LTD(Ultegra Di2) | 1,133,000円 |
| ORCA AERO M22 LTD(Campagnolo Record) | 1,133,000円 |
| ORCA AERO M30i LTD(105 Di2) | 963,600円 |
以上のように2027年モデルの新型ORCA AEROは、従来のエアロロードというイメージから一歩踏み出し、空力性能、軽量性、フィッティング性能、そして将来の機材トレンドへの対応までを統合した次世代レーシングバイクと言える。
前作比21Wという大幅な空力性能向上に加え、最大37mmタイヤ対応や軽量化など、多方面にわたるアップデートが施されており、ワールドツアーだけでなく、ガチ勢のアマチュアレーサーにとっても注目すべき一台となりそうだ。