Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter

2032年UCIロード世界選手権はインド開催へ?オランダとの一騎打ち、9月に開催地決定
2032年のUCIロード世界選手権が、インドで開催される可能が浮上している。
情報源:India could host the UCI World Championships in 2032
UCI現会長ダヴィ・ラパルティアンはツール・ド・フランス・ファムを訪れた際、2032年ロード世界選手権の開催地をめぐってインドとオランダが争っていることを明らかにした。
フランス紙「Ouest-France」に対してラパルティアン会長は、インドから正式な招致提案を受けていることを認め、「2032年世界選手権についてインドから立候補を受けている。9月に(カナダ・モントリオールで開催される世界選手権期間中のUCI総会で)インドとオランダのどちらにするか決定する」 という内容のことを述べたもよう。
もしインド開催が実現すれば、ロード世界選手権の開催地域という点でも大きな意味を持つ。UCIが進めるロードレースの世界的な市場拡大を象徴する大会となる可能性があるからだ。
一方でインドのライバルとなるオランダではフローニンゲンとドレンテによる招致が進められているようで、オランダでロード世界選手権が開催されれば2012年以来20年ぶりとなる。
2032年大会の開催地を考えるうえでポイントとなりそうなのが、近年UCIが進めているロードレースのグローバル化だ。
すでに2029年大会はデンマーク、2030年大会はベルギー、2031年大会はイタリアでの開催が予定されている。
つまり2032年にオランダが選ばれれば、2029年から4年連続でヨーロッパにおいてロード世界選手権が開催されることになる。ロードレースの伝統的な中心地がヨーロッパであることを考えれば不自然な流れではないのだが、UCIが掲げるグローバル戦略という観点からは好ましくないと評価することも可能だ。
特に14億人を超える人口を抱えるインドは、UCIのグローバル戦略上、絶対に無視できない巨大マーケットだと言えるだろう。ラパルティアン会長もインドの人口の多さについて言及している。
2032年の開催地選びは、単なるコースや開催能力の比較だけでなく、UCIが今後ロードレースをどの地域へ拡大していくのかという戦略とも関係してきそうな雰囲気だ。
インドの世界選手権招致を考えるうえで見逃せないのが、2026年1月に初開催されたロードレースの、Bajaj Pune Grand Tour(バジャージ・プネ・グランドツアー)だ。
この初開催となった大会が成功を収めたことを受け、インドではプロロードレースへの関心が高まっているとされる。
さらにインド側は、プネ・グランドツアーを将来的に主要なステージレースへ成長させることを目指しているようだ。
世界選手権の招致が実現すれば、一度限りの大規模イベント開催にとどまらず、インド国内におけるロードレースそのものの成長につながる可能性もある。
さらに、UCIとインドの関係は大会開催だけに限らない。
UCIが展開する「Global 2028」プロジェクトの一環として、インドの若手選手もヨーロッパで育成を受けている。
→UCIが新戦略「Global 2028」を発表。プロロードレースの国際化を加速へ
その一人が19歳のHarshita Jakhar(ハルシタ・ジャカール)という選手がいるもよう。
ラパルティアン会長も、インドの可能性について説明するなかで、フランス・ブルターニュにあるトレーニングキャンプにインド人女子選手が参加していることに触れた。
世界選手権の開催、国内レースの成長、そしてインド人選手の育成。
これらが同時に進めば、インドが将来的にアジアにおける新たな有力市場として存在感を高める可能性も出てくるだろう。
インド開催が実現すればロード世界選手権の歴史から見ても注目すべき大会となる。これまでアジアでロード世界選手権が開催されたのは非常に少ないからだ。
1990年には日本の宇都宮で開催され、2016年にはカタールのドーハが舞台となった。そして2028年にはUAEでの開催が予定されている。
2028年大会は2016年のカタール以来となるアジア開催であり、2032年にインドが選ばれれば、近年の世界選手権におけるアジアの存在感はさらに大きくなる。
そうなれば、そのUCI決定はロードレースの伝統的市場であるヨーロッパだけでなく、中東や南アジアを含む新たな市場へ目を向けていることの表れ、すなわち上述グローバル戦略の一環だと考えることができるだろう。
🐷「東京五輪のあの大成功・大盛況となったロードレースよ再び….ということで日本政府さん頑張って!タンメンの看板……」