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新世界王者ブランドン・マクナルティはジロ・デッレミリアで新しいアルカンシェルジャージをお披露目
2026年UCIロード世界選手権男子エリートロードレースを制した新世界王者ブランドン・マクナルティは、10月3日のジロ・デッレミリアでアルカンシェル姿を初披露する予定だ。
マクナルティにとって世界王者として迎える最初のレースであると同時に、ジロ・デッレミリアへの初出場にもなる。
情報源:World champion Brandon McNulty set for rainbow jersey debut at Giro dell’Emilia
上述のようにマクナルティは10月3日土曜日にイタリアで開催されるジロ・デッレミリア(UCIプロシリーズ)で、新しい世界王者ジャージを着用する予定だ。
UAE Team Emirates-XRGは世界選手権前から、マクナルティをイタリアの秋季レースへ出場させる計画を立てていたので、世界選手権制覇によって新たに組まれたスケジュールではない。
しかし、米国人男子として33年ぶりに世界王者となったことで当初とは比較にならないほど大きな注目を集めるイタリア遠征となることは間違いない。
マクナルティは2026世界選手権で、フィニッシュまで約32kmを残して単独アタックを開始した。
最終周回では追走勢に差を縮められたものの、13秒のリードを守って優勝。1993年以来となる米国人男子エリートロード世界王者に輝いた。
マッテオ・ヨルゲンソンとクイン・シモンズを中心とした米国代表が追走グループの動きをほぼ完璧に封じマクナルティの独走を支えた。アメリカチームは全員がエゴをすてアルカンシェルのために1つになった。
これまでUAEではタデイ・ポガチャルを支える役割を務めることが多かったが、今後は世界王者として、どのレースでも他チームから警戒される存在になるだろう。昨今影を潜めていたアルカンシェルの呪いが再び復活するか?
マクナルティはこれまでジロ・デッレミリアに出場した経験がないためアルカンシェルでの初戦が未知のレースになる点も注目される。世界選手権の激闘から約1週間という短い間隔で行われるため、世界選からどこまで回復できているか、お祝いのBBQをやりすぎていないかなどコンディションの程度も重要になる。
同レースの暫定的な出場予定選手には世界選手権でマクナルティを追ったトム・ピドコックや、イタリアの若手クライマーであるジュリオ・ペリッツァーリらが含まれている。
またUAEからはイサーク・デル・トロも出場する可能性がある。デル・トロは2025年大会の優勝者であるため連覇を狙うことになるか。
イタリアメディアLa Gazzetta dello Sportが報じたところによるとマクナルティの予定は次のようになるようだ。イタリアメインでの活動となる。
ジロ・デッレミリア、トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ、イル・ロンバルディアへの出場が予定され、その後の2レースが追加される可能性がある。
なお、これは確定された最終的な予定ではない。
上のイタリアのレース群で最も重要なレースになるのが、シーズン最後のモニュメントであるイル・ロンバルディアだろう。
マクナルティが同大会に出場するのは2021年以来となる。そのときはポガチャルのアシストを務め、ポガチャルはイル・ロンバルディア初優勝を果たした。
2026年大会ではポガチャルの欠場が見込まれるため、UAEはデル・トロを中心に布陣を組むと予想されている。デル・トロは2025年大会でポガチャルの勝利を支えながら自身も5位に入った。
世界王者となったマクナルティがデル・トロとどのように役割を分担するかは、UAEの戦術における大きな注目点になる。
アルカンシェルを獲得した選手はレースでチームのリーダーを任される機会が増えるのが一般的だ。
しかしUAEにはポガチャルやデル・トロをはじめ、世界トップクラスの選手がそろっている。そのため、マクナルティが今秋のすべてのレースでエースを務めるとは限らない。
マクナルティ自身も世界選手権後、ポガチャルに何日か自分のために走ってもらおうかと冗談を口にしつつ、チームのエースはポガチャルだと話す。
マクナルティが世界王者ジャージを着用していても、やはりこれまで通りにアシストを担うことが多いだろう。しかしそれでもアルカンシェルの存在は、UAEの戦術に新たな選択肢をもたらすだろうし、マクナルティが展開次第でエースとなり独走勝利を狙うことも増える可能性がある。