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ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ

バルベルデ・・・そしてMovistar vs DSM!2021ブエルタ第7ステージの結果と感想

スタート直後から1級山岳!2021ブエルタ・エスパーニャ第7ステージの感想

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とんでもないことが起こってしまった・・・そんな第7ステージの展開と結果を。

今日のコース

本日の第7ステージのコースについては、「132231!初の本格山岳ステージが登場。2021ブエルタ第7ステージのコースの概要」を見てもらいたい。最初の1級山岳と最後の1級山岳が最大の見どころとなるだろう。

1級山岳でレーススタート!

今日はスタート直後から1級山岳。スタート直後からアタック頻発かと思ったら意外にそんなことはなく、わりと静かに始まった。

しかし1級山岳に入る直前あたりから活発化。何名かが飛び出していく。一方メイン集団はあっさりとそれを容認・・・と思わせておいて1級山岳に入った途端にメイン集団も活発化。スプリンターたちはあっさりとグルペットだ。

そこからいろいろな動きが起こるがどれもこれも決定的なものになりきれずという感じがずっと続く。

そしてようやく40kmほど走った時点で、チームDSMが3名を送り込むという珍しい逃げが出来上がる。

ただこの6人にもまた少し経過すると、後方から20名以上が合流して巨大な逃げが形成される。

この逃げには、ロマン・バルデ、ヤン・ポランツ、ヘスス・エラダ、セプ・クスなどの有力勢が多数。

ヒュー・カーシーがリタイア

昨日の第6ステージの後半の横風区間でなぜか1人単独で遅れたヒュー・カーシーだったが、やはり今大会は調子が芳しくないのか、ゴールまで残り60km以上ある地点でリタイアとなった。

一体心身に何が起こっていたのか、不調の原因はなんだったのか。おそらく後日それが明らかになるだろう。

バルベルデが崖下へ転落!そして・・・

ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ

ゴールまで残り43.5kmになった三級山岳で、メイン集団からリチャル・カラパス、アレハンドロ・バルベルデたちが抜け出そうと加速するが・・・

ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

コーナーでイン側に入ったときに段差かなにかがあったのか、バイクの挙動が一瞬おかしくなりバランスを崩してアウト側にふくらんでしまっている。

「おいおいこれヤバイんじゃないか・・・」とかなり心配になるも、自力で立ち上がり、チームメイトの手を借りながらもしっかりと歩いて崖から脱出。だが上半身がボロボロだ。

心配なのは骨折によるリタイア。崖上に戻ってこれた体の動き方をみていると骨折はなさそうな感じに思えた。実際に時間はかかったが、バイクにまたがって走行を開始していた。

しかし、このあとすぐ・・・

ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ
ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ

バイクを降りてリタイアが決まった瞬間だ。スタッフの胸を借りて無念のあまり泣く姿は、あまりにもせつなすぎる。これまで順調に走れ、総合順位でも上位につけていただけにあまりにも残酷すぎる結末・・・

(´;ω;`)ウッ…

激坂の1級山岳ゴール!DSM vs Movistar!!

最後の1級山岳は最大斜度14%。しかし現地の情報では実際には20%以上あるとかないとか。またブエルタ詐欺か!?

逃げの3名は、Movistarのカルロス・ベローナ、DSMのマイケル・ストーラー、そしてINEOS Grenadiersのパヴェル・シヴァコフ。

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そして残り4kmでカルロス・ベローナがアタックするも、このあと後方からマイケル・ストーラーがベローナを追い抜き、独走を開始する。

シヴァコフは途中で力尽きる中、ベローナがストーラーを追いかける。DSM vs Movistarという構図が出来上がる。

DSMのこの第7ステージにかける意気込みは執念じみたものがある。なにせ序盤に3人を逃げに送り込み、さらにそこからバルデら2名を後方から追いつかせ、なんと逃げに5名を送り込む始末。絶対に第7ステージで成果を挙げるという強い意思を感じさせる。

一方Movistarは上述のように悲しすぎる結末を迎えたバルバルデのために勝ちたい。

そんな2チームを代表してこの2人が激坂でペダルを踏み込む!

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この差!

この後の結末を含めて、ゴール前のラスト1kmから動画でどうぞ。

2チームの争いはDSMに軍配!24歳の若者ストーラーがグランツール初勝利!

今年はすでにツール・ド・ラン(Tour de l’Ain)でステージ優勝と総合優勝を果たしているが、おそらくそれよりもずっと嬉しい勝利に違いない。今後の飛躍を予感させる勝利だ。また来年からFDJに移籍することも発表されている。次の過去記事を見ておいてほしい。

一方で、総合勢は最後のアダム・イエーツの加速により、ベルナル、ログリッチなど少数のエース以外は脱落して少しタイムを失ってしまった。

第7ステージのトップ10

順位選手名チーム名タイム差ボーナスタイム
1 MICHAEL STORERTEAM DSMB : 12”
2 CARLOS VERONAMOVISTAR TEAM+ 00H 00′ 21”B : 6”
3 PAVEL SIVAKOVINEOS GRENADIERS+ 00H 00′ 59”B : 7”
4 SEPP KUSSJUMBO – VISMA+ 00H 01′ 16”
5 JACK HAIGBAHRAIN VICTORIOUS+ 00H 01′ 24”
6 ROMAIN BARDETTEAM DSM+ 00H 01′ 32”
7 FELIX GROSSSCHARTNERBORA – HANSGROHE+ 00H 01′ 32”
8 ANDREAS KRONLOTTO SOUDAL+ 00H 01′ 37”
9 STEFF CRASLOTTO SOUDAL+ 00H 02′ 17”
10 JAN POLANCUAE TEAM EMIRATES+ 00H 02′ 29”

今日のステージ終了後の全選手分の走行順位データと各賞ジャージは次の記事で。

第7ステージのハイライト動画はこちら。

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piginwired
piginwired
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4 comentarii

  1. バルベルデは前輪が一瞬少し内側に向いて戻ってからアウト側にふくらんでいって路肩にバイクを残して墜落してますね。滑ったか何か踏んだかパンクしたか。。。残念。

    しかし、ブエルタだからかユンボの逃げ容認はひどく、ステージ優勝はおろか1週目だからマイヨロホは取られてもいいやみたいな集団コントロールをしているので、イネオスやモビスターは気が気じゃなかったでしょうね。
    総合順位でジャンプアップしたポランク、ヘイグ、クスあたりはプロトンにエースがいたので前待ちだったんでしょうけど、忍者のように逃げ集団に身を潜めてあわやマイヨロホ獲得かと思われたグロスシャルトナーはクレバーというか何というか。。。

    • バルベルデはほんと運が悪かったとしか。コーナー入って曲がってる最中にアレはなかなか避けられないブヒね。
      ログリッチは完全に最終週に合わせてきてるブヒね。全盛期のベルナルのクライミング能力ならば最終週でログリッチと勝負できそうな気もするけど・・・

      Boraは漁夫の利作戦で!?

      • J SPORTSの宮本あさかさんのコラムにバルベルデの落車の原因が書いてありました。路面の穴だそうで。。。

        誰もがログリッチにはかなわないと思い表彰台争いになってしまうことこそがユンボの思うつぼなので、イネオスやモビスターは今後も積極的に攻撃しまくってほしいですね。
        グロスシャルトナーはさっそくやってしまいましたね(笑)。
        ボーラは今回は若いメンバーが多く来年以降の布石でしょうけど、せっかくシャフマンがいるのでステージ優勝などしてほしいところです。

        • あちゃー、路面の穴だったのブヒね。カーブであれは避けられない・・・
          Jumbo-Vismaはチーム全体として第1週目をかなり省エネで終えた感じがあるブヒね。
          イネオスはどうすれば勝てるのか・・・第2週でベルナルかカラパスかを大逃げさせるのが理想だろうけど、現実的には困難。
          となるとあとはこまめにアタックかけるしか・・・でも無駄に動くと疲れるだけという罠。しかもJumbo-Vismaは万全の状態。

          シャフマンは第2週目で確実にしかけてくると期待ブヒね。

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