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ヨルゲンソン「降格システムとポイント争奪戦は良い面があった」

マッテオ・ヨルゲンソン「UCIポイント争奪と降格危機のストレスは、チームにとっても良い影響があった」

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UCIが導入したポイント争奪戦と降格システムは今でも多くの批判にさらされているだが、それでもモビスターの23歳のアメリカ人選手のマッテオ・ヨルゲンソン(Matteo Jorgenson)は、「モビスターにとっては、良い点もあった」と語る。それはどういう意味なのか?

情報源:Matteo Jorgenson: WorldTour points fight was a ‘positive push’ for Movistar

モビスターもチームEFなどとともに昨年度の降格危機争いに足をつっこんでいた。もちろん絶望的な状況というほどではなかったがそれでも危機感が当然にチーム内を支配し、チームにはUCIポイント争奪戦のストレスが生じていた。ただ、ヨルゲンソンは当時のことを振り返って次のように述べる。

“Looking back now, I think it was a positive push. I think we needed a little bit of a push to just look for victories and try to win races. I think that kind of stress forces everyone to improve themselves.”

訳「振り返ると、勝利を目指しさらに少しのがんばりが必要だった状況にあったわけやけど、そうしたシチュエーションがチームの改善につながったと思うんよ」

続けて、「今年も同じように進歩をし続ける気持ちで望みたいけど、ただ降格してしまってみんな失業してしまったら、みたいなストレスはないほうがええね」とも話す。

こう話すヨルゲンソンは、過日終了したツアー・オブ・オマーンでプロ初のステージレース総合優勝を果たした。それまでは2022年ツール・ド・ラ・プロヴァンスでの総合4位が最高だった。今年のオマーン優勝で1つ殻が剥けたかもしれない。今後の活躍にも期待できそうか。

ヨルゲンソンはモビスターとの契約が今年まで。つまり今年は移籍するか残留するかの判断が必要となる。だからこそ「今年はしっかりと走れる良い年にしたい」と抱負を語る。

ヨルゲンソンはモビスターと契約する前はフランスで生活しレースしていたので、モビスターに入った当初はスペイン語ができず苦労したようだ。ただチームは明るくなんでも相談しやすい環境だったようで、ヨルゲンソンのスペイン語もめきめき上達したこともあり、今ではスペイン語が中心のチームでも問題なくコミュニケーションが取れている。そうした状況を考えると、モビスターに残留する可能性もあると思われる。

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