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ロードレース2024イツリア・バスクカントリーとヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)

半年前にヴィンゲゴーはあの下りが危険だと警告していた。2024イツリア・バスクカントリー第4ステージの集団落車について

ロードレースの安全についてのコンサルタント企業Safe Cycling 「主催者側はプロトンにコースの安全性について十分な情報共有をしていない」

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この前の2024イツリア・バスクカントリー第4ステージの下りで落車に巻き込まれ倒れ込み、自力で立ち上がれず担架にのせられ救急搬送されたヨナス・ヴィンゲゴー。落車当初は全く動けかない状態で倒れていたので、相当まずいのではないかとも思えたが、結果的には複数箇所の骨折。

ただ昨日にはさらなる負傷として、肺に穴があく気胸と肺挫傷という2つの診断も追加された。

6月29日からのツール・ド・フランスで3連覇に挑戦するわけだが、それまでに時間的猶予はあるとしても暗雲が立ち込めたと言えよう。

そんなヴィンゲゴーだが、半年前に今回の事故がおきた下りを危険だと話していたようだ。

情報源:“JONAS HAD ALREADY WARNED US ABOUT THAT SPECIFIC RACE AND DESCENT SIX MONTHS AGO” – NEW DETAILS EMERGE OVER VINGEGAARD’S HORRIBLE ITZULIA BASQUE COUNTRY CRASH

半年前にヨナス・ヴィンゲゴーはロードレースのコースの安全性についてのコンサルタントをする企業Safe Cyclingとやりとりをしていて、その情報交換の中でヴィンゲゴーは今年のイツリア・バスクカントリーと今回の事故の舞台となったこの下りについてリスクがあり注意したほうがいいと同企業に警告を提示していたようだ。

あの下りの危険性は、アスファルトの下に這う木々の根っこが、道路を表面をまるで波のようにうねらせ凸凹を作り出していたことだ。

そして実際にSafe Cyclingはイツリア・バスクカントリー主催者側にそうした危険箇所の情報について問い合わせを行ったものの主催者側からの返答はなかったらしい。Safa CyclingのCEOはそのとき主催者側がしっかりと情報を共有してくれていれば、コース変更は無理だったとしても選手に事前に情報を伝えたり、LEDライトを使った信号などで選手に事前に警告を伝えることも可能だったはずだと考えており、現実に発生してしまった惨劇に強い不満を抱えている。

同CEO曰く、「選手、主催者、あるいは主催者側内部の中でも情報の共有が不足している」、「選手からの最も強い要望として危険箇所の情報を早期に知らせてくれというのがある」。

もちろんここでいう情報の共有とは、単にある選手が主催者側とおしゃべりするとかそういう「個と個」の間の会話というレベルではなく、プロトン全体(チームすべて)と組織としての主催者が詳細かつ明確に情報を正式に共有するという次元のものだ。

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