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マルセル・キッテルがプロレース界に復帰。Unibet Rose Rocketsでコーチに就任

マルセル・キッテルがUnibet Rose Rocketsのスプリントコーチとしてプロレース界に復帰へ

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今年の移籍市場で注目チームの1つだったのがフランスのProTeamのUnibet Tietema Rockets(来年からUnibet Rose Rockets)。来年のツール・ド・フランスにワールドカード枠で初出場を狙う。

そんな同チームのスプリントコーチにドイツの元プロ選手で、全盛期にはあのマーク・カヴェンディッシュを超える最強スプリンターとして名を馳せたマルセル・キッテル(37歳)が就任することが発表された。

チームは上述のように来年からUnibet Rose Rocketsという新名称となるが、チームバイクは「第2のCanyon」ことドイツブランドのRose。そして同じドイツのキッテルは何年か前からRoseの広報大使のような役割をしていた。今回の契約にはそうした縁もあったのだろうか。

マルセル・キッテルは2011年に当時のプロコンチネンタルチームだったSkil-Shimanoでプロデビューし、2019年9月(Katusha-Alpecin所属)で引退するまでにプロ通算89勝を挙げた。その中にはツール・ド・フランスで14回、ジロ・デ・イタリアで4回のステージ優勝が含まれる。歴史上のスーパースプリンターの1人だ。

そんな彼の指導を受けるのは、Jayco-AlUlaから移籍するディラン・フルーネウェーヘンやQ36.5 Pro Cycling Teamから移籍するアイルランドロードレース王者ローリー・タウンセンド、そしてその他リードアウト陣。

ただキッテル自身はそうしたスプリントチームだけを鍛えるだけではなく、チーム全体のレベルの底上げも目標だと述べる。

来年のツール・ド・フランスに本当にUnibet Rose Rocketsが出場できるならば、キッテルの指導を受けたディラン・フルーネウェーヘンがステージ優勝を挙げる姿を見てみたいものだ。

マーク・カヴェンディッシュの女房役だったマーク・レンショーは来年からDecathlon-CMA CGMでコーチとなるわけだが、そんなレンショーが育てたスプリントチームとキッテルが育てたスプリントチームの対決も楽しみだ。


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