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2017ジロ・デ・イタリア第16ステージ感想。ドュムラン(大)。

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(記事最後に続報あり)

 

この日のレースの最大ターニングポイントは、1級山岳ウンブライルパスの入り口やったな。ひょっとしたらそこが今年のジロ最大のターニングポイントになるかもしれへんな。

 

あ、ちょっと待ってトイレ行ってくるわ。

 

ふー、すっきり。

 

 

ドュムラン(大)のネイチャーコール(大)の際に、キンタナとニバリを含む集団はたぶん速度緩めて、ドュムラン(大)を待ってたと思う。そこは紳士協定というやつ。

 

で、ドュムラン(大)がドュムランになって(哲学)、その集団に戻ろうとするわけやけど、アシストおらへんわけよ。なんか最初のほうだけ一人おったけど、あんまり役にたってなくて、すぐにドュムランが一人で追走するハメになってた。総合を争うチーム力のないチームのエースも大変やで。ちょっとずつドュムランは差を縮めていくんやけど、ニバリがついにしびれを切らしてアタック。これにキンタナがついてく。

 

ニバリとしては「だいぶ待ってやったから、もうええやろ。義理は果たした。紳士協定ごっこはここで終わりや」という判断やろかね。

 

この時キンタナはどう思ってたんやろな。自分から動くと紳士協定を破ったとか、あとでいろいろ言われそうやから誰かが動くのを待ってたんやろかね。一度、この前のステージでキンタナはドュムランに待ってもらってた恩義あるからね。でも、正直、自分からアタックしたかったんとちゃうかな。

 

 

で、ニバリはやっぱり下りはえー。キンタナより体重はあると思うから、そもそも下りは物理的に絶対速いわけやけど、ライン取り、バイクコントロールなどの総合的な技術もピカイチやから速い。キンタナも遅いほうじゃないと思うし、がんばって攻めて下ってたと思うけど、それでも結局は10秒ぐらい下りで差つけられてもうた。

 

下りの実力ってのは当然落車しないという点でも重要やけど、下りでちょっとでも差をつけることができると、追走する選手を焦らせて、その焦りによってその選手がつっこみすぎて落車したりするという事態も引き起こせる可能性があるわけで、その点でも下りの実力ってのは大事やなと。別にキンタナ落車してへんけど。

 

下りの後半で、先頭で一人独走するチームSkyのランダに合流したニバリ。二人で平地をローテーションしながら、なんかニバリとランダが話してたような気がするんやけど。

 

ニバリ「キンタナと差つけたいから、牽制しあわず爆走するで。おまえも協力せえや。その代わりゴールはお前に譲ったる」

 

ランダ「マジで?約束守れよ」

 

という感じかなと思ったんやけど……

 

最後はその二人のスプリントで、結局ニバリが勝っとるから、話し合いの中身はなんやったんかな。

 

なお、このステージのニバリの勝利は、チーマコッピ(大会最高標高)が登場する特別な難易度のステージで、なおかつ、今年のジロでイタリア人初勝利で、さらにニバリの初勝利という、3つの特別感がある勝利。特にイタリア人にとっては。ガゼッタ紙が大騒ぎしてそう。

 

 

ドュムランが表彰台で全然うれしくなさそうで草。憮然とした表情ですな。ゴール後はボトルに八つ当たりしとったしな。

 

そして今日の第17ステージのコースはこんな感じ。

 

 

続報

https://bikenewsmag.com/2018/04/13/2typesofsugar-caused-tomdumoulin-toiletemergency-at-girodeitalia2017/

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