スポーツ仲裁裁判所CASが、サガンのツール失格についてのチーム側異議申し立てを却下。
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Bora-Hansgrohe Twitterより |
今年の2017ツール・ド・フランスの第4ステージで起こったサガンとカヴェンディッシュの事故。カヴェンディッシュは怪我でリタイア。サガンは落車を引き起こしたとして失格処分となり今年のツールから追放されるという厳しい処分が下った。
これについては先日ワシの感想を書いた。
過去記事:ツール・ド・フランス2017 第4ステージの感想・レビュー。あーもうめちゃくちゃだよ。カヴェンディッシュとサガンと2㎏のカニかま。
スポーツ仲裁裁判所はサガンとチーム側の異議を却下
情報源:Court of Arbitration for Sport upholds Peter Sagan’s disqualification from Tour de France
この処分について、サガンの所属するチームBora-Hansgroheはスポーツ仲裁裁判所CAS( Court of Arbitration for Sport)に仮の救済(暫定的にサガンのレース復帰)を求める異議申し立てをしてた。
しかし、CASはこの申し立てを却下した。これでツール側によるサガン失格処分は維持されることになる。
記事ではこう書いてある。
“The Court of Arbitration of Sport (CAS) issued a decision rejecting an urgent request for provisional measures filed by the Slovak cyclist Peter Sagan and the Denk Pro Cycling teamin the afternoon of 5 July 2017,”
訳「7月5月午後に、CASは、サガンとその所属チームBoraがした、暫定処分を求めるための緊急の申し立てを却下することを発表した」
以前にサガンの年俸について書いたけど、チームがその年俸と引き換えに期待していたものがすべてパーになってもうたわけや。
過去記事:ピーター・サガンの推定年俸約6億円についてチームBora-Hansgroheはどう考えているのか?
これはチームとしては大問題。チームとしてはできることはすべてやりたいし、なんとかしてサガンを復帰させたかったやろうけど、ちょっと無理っぽいね。今後は顧問弁護士とかがどういう法律闘争にもちこむんか知らんけど。
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チーム側はサガンについてこう言ってる。
“He’ll need a few days off to recover, also mentally because that was a hard one for everyone on the team,”
訳「サガンにはしばらく休息が必要やろなぁ。精神的にもな。チームの全員にとって厳しい処分やったしな」
さらに、こう言う。
“We have to see what he does now training- and racing-wise.”(最後の引用符はワシによる)
訳「チームとしてはサガンがトレーニングやレースに関して何をしていくのかを検討せなアカン」
本来ならチームは、サガンについてはこのツールを完走することを前提に、その後エネコツアーから3連覇を狙う世界選手権へ至る道筋を計画してようやけど、今回の一件でその計画を見直さなアカンようになったわけやね。
過去記事:ツール・ド・フランス2017 第4ステージの感想・レビュー。あーもうめちゃくちゃだよ。カヴェンディッシュとサガンと2㎏のカニかま。
過去記事:2017ツール・ド・フランス第4ステージの落車についてカヴェンディッシュが語る。
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)