プロコンチームAndroniがUCIへ必死の嘆願。その嘆願書の内容とは?



情報源:Androni boss calls for UCI to not cut back on Grand Tour wildcard entries



今年のGiroで大きな成果をあげ大成功といって良い活躍をしたプロコンチネンタルチームがAndroni Giocattoli-Sidermec。連日、増田・・・じゃなくて、Fausto Masnadaが逃げ、さらには第6ステージでステージ優勝も飾った。



しかし、同チームのボスが先日UCIに向けて公開書簡を発した。その性質は嘆願。一体、同チームは何をUCIにお願いしたのか?

それは、UCIが導入する新ルールに関係がある。




プロコンの苦悩とUCIの新ルール




同チームのマネージャーGianni Savioは、UCI会長David Lappartientに公開状を送り、プロコンがおかれた現状を訴え、そしてUCIの新ルールによってプロコンの未来が閉ざされないようお願いをした。

それがどういうことかというと、毎年3大グランツールにはワイルドカード枠としてだいたい地元のプロチームが多数招待される慣習になってる。そしてメディアへの露出が激増し、世間の耳目が集まるグランツールは、チームにとってもそのスポンサーにとっても非常に重要なイベント。

このワイルドカード枠の選定は各グランツールの主催者側のほぼ自由裁量。ところが、UCIの新ルールではその裁量が一部制限されることになっている。

というのも、新ルール下ではプロコンのチームランキングで上位2チーム(1位と2位)のチームが優先的にワイルドカード枠で招待されることになったから。ただし、これは強制や義務ではない。

だからといって、みんなで決めた(?)UCIのルールを完全に無視するわけにはいかへん。ある程度は事実上の強制力があると思う。



そうなると、これまで地元チーム優先という選出枠が制限されてしまう。海外のプロコンチームが2つの枠と取ってしまうことになる。こうなると困るのが、地元のプロコンチーム。たとえば、それまでは枠が4つあったのに、2つとかになるわけやし。

グランツールに出られないチームは、スポンサーにとってもメリットはかなり少なくなる。となれば、スポンサー撤退も十分あり得る。そうなれば、ただでさえ財政基盤の弱いプロコンチームは解散の憂き目にあう。




また、プロコンチーム間での競争も激化するやろう。

グランツールに自動的に招待されるであろうランキング1位・2位を必死に狙うことになる。そうなると、チームの予算もこれまでより多く必要になるかも。それを負担してくれるスポンサー探しもまた困難となるやろう。

そこで、チームAndroniのボスGianni Savioはその公開書簡で、

「UCI当局によるなんらかの配慮をやってもらへんかのぉ」


「プロコンチームが減少したらファンも悲しむやん?ロードレースの足元を支えるファンが減るかもよ?」

みたいな内容を書いて、なんらかの措置をお願いしたわけ。これに対するUCIからの返答はまだなし。


One thought on “プロコンチームAndroniがUCIへ必死の嘆願。その嘆願書の内容とは?

  1. PCチームの窮状は、どれがチーム名かわからないほどにスポンサーロゴが入ったジャージに現れてますよね。
    以前Wチームを16に減らす減らさないの騒ぎの際に、Wチームの下位とPCチームの上位を入れ替える、なんて話も出てたと思いますが、その辺も含めて検討すればいいのに、と思いますね。
    PCチームがロードレース人気を下支えしてるというのは嘘ではないはずですし。

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