Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
チームIneosも使うサイコンで有名なWahoo社が、なんとペダルで有名なSpeedplay社を買収。いったい何が起こるんです?
まずはWahoo公式Twitterを。
"Speedplay pedals are the most innovative, high performance pedals available so it’s a perfect fit with Wahoo.” says Chip Hawkins, Founder of Wahoo Fitness.
— Wahoo Fitness (@wahoofitness) September 24, 2019
We are excited to welcome @SpeedplayPedals to the Wahooligan family! #cycling #Wahooligan #Speedplay pic.twitter.com/99kJfYPI9s
Wahooといえばサイコンだけでなくインドアトレーナーマシンも販売している。そしてそのトレーナーマシンの市場は近年大きく拡大しつつある。そのうち一家に一台インドアトレーナーという時代がくるかもしれない。
インドアトレーナーは技術の進歩により、静穏性、IT技術との融合(アプリとの連携)、価格面などいろんな点で進化していくやろう。そしてインドアだからなんといっても安全。交通事故に遭う可能性がない。今後もどんどん普及していくやろう。もちろんリハビリ・介護など医療&高齢化に対応できる未来も見える。
しかし一方で今後の競争が激しくなる業界でもある。一般人に人気が出れば出るほど後続の業者も増える。
スマホとかと同じで技術の進歩は、技術や製品の「標準化」「無個性化」をもたらす。使われる技術はほとんど同じ。性能も同じ価格ならほとんど変わらない。製品としての個性は外観だけ。こういう現象なんつったっけ、イノベーションのジレマンマ?
ハイテク業界ほどこういうジレンマに陥る。ハイテクなのに、みんな真似できる世界が出来上がる。
もちろんそんなことはWahooの経営陣もわかっているわけで、これまでのビジネス業界の歴史を勉強していれば、自身の業界の未来予想図は描ける。
そこで先手としての買収やろね。なんからの経営方針の大きなグランドデザインがあって、そのまず1つめのステップとしての今回の買収やろね。次何があるんか知らんけど。
つまりペダルとサイコン&アプリ、そしてインドアトレーナーの完全な統合の推進がステップ1。おそらくより正確で、よりデータ収集にバリエーションと柔軟さを持たせた製品、これまでよりも「スマート(賢い」な製品群を作ろうとしてるんやろね。
それがライバルたちとの闘いに勝利するための1つの作戦なんやろ。同ペダルの愛好者たちを囲い込むのはもちろん、他社と比べて、「データ計測・分析環境がより強く統合されている」ことを売りにするんやろね。
そしておそらく、今後パワーメーター内蔵のSpeedplayのペダルが販売されるんやろね。
ペダルで一番人気といえばたぶんShimanoやろうけど、Shimano自体はインドアトレーナー作ってないし、インドアトレーナー各社からすればどうしてもShimanoのペダルとの完全な統合はちょっとめんどう。別の会社やしね。当然開発も別やし。
でも、Wahooは買収によってペダル開発部門を自社に統合できるわけで、開発効率も、営業&マーケティングの合理性も大きく上昇するやろね。
あとは今後どこのプロチームがWahoo+Speedplayを導入するか。もちろん宣伝効果を考えればチームIneosに使ってもらいたいところ。ただし、スポンサー料だいぶとられそうやけど。
でもチームIneosはたぶんShimanoから離れられないし、離れるつもりはないやろう。
あーでも、ペダルだけなら選手の好みという理由でアリか?どうやろ。