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ツール・ド・フランス2017 第2ステージの感想・レビュー。集団クラッシュ。

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©cauldphoto 下記cauldphoto Instragramより

昨日の第1ステージはドイツはデュッセルドルフだったけど、今日の第2ステージはドイツをスタートして、ゴールはベルギーのリエージュ。リエージュといえば、ネトゲーではなくて、リエージュ~バストーニュ~リエージュ(LBL)という超歴史のあるクラシックレースの舞台として有名。いわば聖地の1つともいえる。

天気はやはり昨日今日と連続で雨。第2ステージもやはり雨が集団に危険をお届けした。

レースそのものは平坦基調のスプリンター向け。途中とレース終盤にちょこっとアップダウンあるけど、スプリンターでも余裕で対応できるレベルのもの。

さて昨日の記事で書いた通り、キッテルはディスクブレーキ仕様のSpecialized Vengeを用してきたね。

過去記事:2017年ツールでキッテルが乗る予定のディスクブレーキ搭載ロードバイク。


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レースは序盤から、ワシがちょっと好きな選手でプロとなって初のツール出場を果たしたアメリカ人テイラー・フィニーが逃げに乗り、ワシちょっとにっこり。フィニーは昨日の個人TTでもなかなかいい結果残してて、ツールに向けて順調に調整できてたことを窺わせる。

Cannondale-Drapac Twitterより

ベルギーが近づくと細い道が多くなり、曲がりくねったりも増え、さらにベルギーの伝統芸「石畳」までご登場あそばされた。これに雨ということで、見てる側は昨日と同じくハラハラ。

でも、レースは雨ではあったものの、特に大きなトラブルもなく進み、残り30㎞ぐらいへ。集団も快調に逃げ集団とのタイム差をコントロールしとる状態。危険回避のため、チームSkyを始めとする総合勢は集団前方に固まってた。

そしたら、これよ。

アーッ!

なんと集団先頭(先頭から5人目ぐらい?)で走ってたカチューシャの選手が、ちょっとしたコーナーで前輪がすべって落車。

本来なら集団先頭あたりは危険回避のための比較的安全な場所。だからこそ総合勢もそこに集まるわけで。しかし、まさかのその場所で落車発生。フルームを始めとして総合勢たちの多くが地面に転がった。

「おいおい、ひょっとして総合勢全滅か……?今年のツールこれどうなってしまうんや」

と思ったわ。

しかしフルームはじめ、他の総合勢たちもわりとすぐに起き上がってレース再開。どうやら、パっとみたところではみんなさほどダメージは受けていないもよう。落車しても路面がぬれてるせいで、ツツーっとうまいぐあいに体が滑って衝撃を受け流し、さらにアスファルトで体を削られることもあまりなかったもよう。

コンタドールはこれに巻き込まれなかったようなので、ひょっとして今年のコンタドールは「ツいてる」かもしれんね。これ。

ともかく転んだ選手たちも大多数はレース再開できてたようで一安心。

Cannondale-Drapac Twitterより

さて、逃げつづけたテイラー・フィニーたちもゴール前1㎞強のところで吸収され、いよいよスプリント合戦へ。

どこかのチームのトレインが先頭を支配してるとかはなく、雨のレースらしく、まるでクラシックレースのように、どのスプリンターもほとんどトレインなしでガチンコ勝負。

そして勝ったのはドイツ人のキッテル。

キッテルはゴール後地面に座り泣いてたね。母国ドイツでスタートしたツールという記念すべき年に、ドイツの隣国ベルギーでの、しかも伝統の場所でのゴール。もちろん隣国だけにドイツのファン、メディアもぎょうさん来てたはず。ドイツでは長年、ロードレースは不遇の扱い受けてたからね。業界の終わらないドーピング騒動のせいで。その不幸な時代から自転車選手やってたキッテルとしてはやっぱり感じること多かったんやろね。

フィニーは「チームの計画通り」に山岳賞ジャージをゲット!なしとげたぜ!フィニーはデビュー当初から若き天才として活躍が期待されてたけど、なかなか大舞台での結果が出せず、しかも3年ほど前にはプロ人生が終わってしまうかもしれないような大きな怪我を負った。そこからの復活しツール初出場で水玉ジャージを獲得。

まだ2日目やけど、これかも見せ場作ってほしいわ。

あと、個人的に注目してたのがカヴェンディッシュの復調具合。

最後のスプリントの場面ではそれまで全く目立ってなかったのに、空いたサイドから抜け出してきてた。ただもうちょっと伸びが足りひんかったね。ま、病み上がりで雨のステージやったというのもあるやろうし、絶好調時の状態ではなさそうやけど、それでもスプリント合戦での位置争い、抜け出すスペースの見つけ方やタイミングなどの感覚は、ええ具合に戻ってるようやね。

2017TDF第2ステージのハイライト動画やで。

(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)

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