未来のスーパースター、トム・ピドコック(Tom Pidcock)
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マチュー・ファン・デル・プールを超える天才かもしれない逸材、それは英国のヨークシャーが生んだ天才トム・ピドコック(Tom Pidcock)。現在20歳。
最近、ロードレース界にどんどん次世代のスターが誕生しつつある。Deceuninck-QuickStepのレムコ・イヴェネプールもその一人。
そして年齢的にはさほど若いとはいえないものの、シクロクロス界からの刺客(?)としてワウト・ファン・アールトやマチュー・ファン・デル・プールのロード参戦も世間を賑わせている。ロードバイク界以外の分野からのスター流入が今後も増えていくはず。
今回はそんな20歳あたりの新人、かつロード以外の分野での天才の流入という2つの要素を満たす次世代のスーパースター、トム・ピドコックの紹介。
輝かしい戦績
Charging into the new week like @Tompid ….#zippspeed #makingyoufaster #happymonday
— Zipp Speed Weaponry (@ZippSpeed) November 11, 2019
📷 @velofocus pic.twitter.com/CLEfFrVkq4
トム・ピドコックは英国ヨークシャー出身。 現在20歳。身長157㎝、体重50㎏。決して恵まれた体格ではない。しかし、そんなピドコックのキャリアは凄まじい。化け物というしかない。主な戦績を紹介しよう。
シクロクロス
・UCI ジュニア世界選手権1位(2016–2017)
・UEC 欧州ジュニア選手権1位 (2016–2017)
・ジュニア国内選手権1位 (2016–2017)
・UCI ジュニアワールドカップ総合3位(2016–2017)
・U23 国内選手権1位(2017–2018)
・UCI U23ワールドカップ総合1位 (2017–2018)
・UEC U23欧州選手権2位(2017–2018)
・国内選手権1位(2018–2019)
・UCI U23世界選手権1位 (2018–2019)
・UEC U23欧州選手権1位 (2018–2019)
ロードレース
・UCIジュニア世界選手権で個人TTとロードレースで2冠(2017)
・ジュニア パリ~ルーベ1位(2017)
・U23 国内選手権個人TT3位(2018)
・U23 パリ~ルーベ1位(2019)
・U23 世界選手権ロードレース3位(2019)
マウンテンバイク
U23 国内選手権1位(2019)
トラック
ジュニア国内選手権 スクラッチ1位(2017)
( ゚Д゚)・・・
( ゚Д゚)こんなの絶対おかしいよ・・・
さらに身長157㎝、体重50kgという体であるにもかかわらず、パリ~ルーベで優勝できるとかどうなっとんねん。そしてトラックもMTBもいけるよ!
気になる今後の野望。ワールドツアー参戦はあるのか?
情報源:The WorldTour can wait for rising star Tom Pidcock
そんな超天才ピドコックの将来の展望はどうなっているのか?ツール・ド・フランスに登場はあるのか?
この点につき本人が、情報源メディアVelonewsに対して次のように語る。
“My long-term direction is all pretty up in the air at the moment,”
訳「長期的な目標ってのは現時点ではまだなんも決めてないんよ」
“I’ll just see how it goes this year and let what I experience decide for me. There’s no rush for me to have a set direction or to step up to WorldTour.”
訳「この1年がどうなるか、そこで経験したことが自分にとって影響を及ぼすか、それをまずは見極めたいと思う。特に急いで未来を決めたり、ワールドツアーを目指す必要もないしね」
“I had interest from WorldTour teams this season, but my long-term plan doesn’t require me to go to the WorldTour yet,
訳「たしかにワールドツアーチームから話あったりしたけど、長期的な考えとして、まだワールドツアーに参加する必要はないね」
“My trajectory is exactly where I want it to be and it doesn’t require me to be in a WorldTour team. You can’t do MTB and gravel in a WorldTour team. I think being flexible and trying different things while I’m young will let me develop into a better rider in the long-term.”
訳「今後は、自分がやりたいと思うことをやるだけやから、ワールドツアーチームとの契約は必要ないんよ。もし契約してしまったら、MTBもグラベルもできひんからね。若い間にできることはなんでもやりたいんよ。それが長期的にみれば強い選手へ成長することにつながると思ってるからね」
こんなふうに、圧倒的な才能と実績を持ちながらも、いやだからこそか、あえてワールドツアーチームとの契約は急がず、いろんな分野を極めたいと言う。
ファンとしては同世代の若い才能たちとワールドツアーで競いあう場面を見たいところやけどね。
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