英国代表チームに衝撃。スポンサーからHSBCが撤退。
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東京五輪でメダル量産を目指す英国代表チーム。しかし、同チームに衝撃が走った。2017年からこれまで4年間、何億円もの資金を同自転車チームに拠出してきた最大のスポンサーが去ることになった。
British Cycling and HSBC UK can today announce that their partnership will end at the conclusion of this Olympic and Paralympic year.
— British Cycling (@BritishCycling) February 25, 2020
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HSBCは世界最大級のメガバンク。母体は香港上海銀行。名前のとおりもともとは香港で創業した銀行。ニューヨークと並んで金融界の中心であるロンドンにも本部がある。
今回のスポンサー撤退は、主にHSBC側の事情によるもの。HSBCは今後3万5000人にものぼるリストラを全世界で行うことを発表している。人員整理・業務効率化を含めて、英国はもちろん世界的な経営の合理化の一環として、スポンサーをやめることになったもよう。
もちろん同国でも影響力のある銀行だけに政府(有力議員)とのつながりも密だったはず。五輪代表チーム、しかもメダル量産が最も期待される自転車チームに資金を出すことは、そんな政府との関係をさらに濃厚にするという考え方もあったはず。いや知らんけど。
しかし、そんな関係を一部を今回切断することになった。そうせざるを得ない背景があったのか?ひょっとしたら、これも英国によるEU脱退が影響を及ぼしているのかもしれない。邪推しすぎか。
今年の終わりまではスポンサーを続けるので、今年の分については予算は潤沢。しかし、もし東京五輪で英国代表自転車チームの成績が振るわなければ、大スポンサー様であったHSBCに変わるような強力スポンサーがつく可能性はかなり低くなる。そうなると、来年からは資金難に陥る危険性もある。それは、今後の英国の力の衰退にもつながる悪循環を生む。代表チームとしては何としてもそれは避けたいところ。この危機感が五輪でプラスに働くか?それとも?