UCI「ツールを開催しなければ破滅だ」





UCIは5/5に改訂版となる今年度のワールドツアー日程を発表したが、それは全てツール・ド・フランスありきのスケジュールだなと容易に想像できる。

トニー・マルティンはかつて、ロードレース界の利益の7割はツールから発生するという趣旨の発言をしていた(参考:過去記事「トニー・マルティン引退は?」)が、UCIとしても何がなんでもツールを開催せざるを得ないとの認識だったもよう。

情報源:UCI president says ‘not holding the Tour de France in 2020 would be a disaster’



現会長David Lappartientは、次のように語る。

“What we could have done is say at the end of March ‘the season is finished Let’s see in 2021 meet up at the Tour Down Under in January’, but we will believe that would be a disaster for our sport, it would be disaster for the teams, for the riders, for the staff and for the organisers, and we wanted to be in a situation to save everything we can.”



訳「今年はもしかしたら『もう3月末で今シーズンは終わりだ。来年1月のツアー・ダウン・アンダーでまた会おう』と言っていた可能性もあった。しかし、そうなれば確実にロードレース界、チーム、選手、スタッフ、そして主催者全てにとって破滅的な結果になると思っていた。UCIとしては可能な限り全てを助けたかった」



“I do believe that we will be able to have the Tour de France, but I will not say that I am 100% sure, that would not be realistic from my side, I just hope that they say we will be able to have the Tour de France this year or it would be a disaster.”



訳「個人的にはツールは開催できると確信しているが、当然100%可能とは言えないわけで、UCIの会長という立場からすると現実的ではないかもしれない。自分としては、フランス政府がツールにGoサインを出すことを期待するだけだ。さもないとロードレース界は壊滅的な状況になってしまうだろう」



日本のマスコミでも報道されているように、欧州では厳しい外出制限を段階的に解除しようという動きが見られる。

参考:「深刻すぎるコロナ危機で、ヨーロッパが自信喪失している」、「イタリア 外出制限が一部緩和 経済活動も一部再開 新型コロナ」

こうした緩和の動きを考えれば8/29からのツール開催は十分可能性はあると思われるが、だからといってその緩和により再び感染者が急増すればなんの意味もなく、そういった方針も見直される可能性は十分ある。そうなれば今度こそ確実にツールの開催は危ういものとなるであろう。

仮にそうなれば選択肢として、ツールを晩秋にもってきてツール以外のグランツールは全てなし、というのもあり得るかもしれない。

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