隠しモーターの会社Vivax Driveが事業終了



2010年のフランドルことロンド・ファン・フランデレン・ファン(Ronde van Vlaanderen)で、タイムトライアル&クラシック&ロングスプリント(?)のレジェンド、ファビアン・カンチェラーラが魅せた、聖地カペルミュールでの爆裂加速。

そこで世界を巻き込んで議論となったのが、モータードーピング(フレーム内に隠されたモーター)である。当時、この件で一気にロードレースでの隠しモーターへの問題意識や様々なゴシップが乱れ飛ぶようになった。

そして2016年のシクロクロス世界選手権では女子選手で当時19歳だったFemke van den Driesscheが、隠しモーターを使っていたとして失格。UCIから6年間のレースからの追放処分を言い渡された。

彼女が使っていた隠しモーターが、Vivax社のモーターである。UCIは調査の結果そう認定した。

隠しモーターといえば言葉・印象が悪いが、電動アシストと呼べば、そう今の自転車市場の最大のトレンド技術である。Vivax社も「隠しモーター」ではなく、「電動アシスト/e-bike」の会社としてビジネスを行ってきた。

ならば市場のそういった追い風を受けて同社のビジネスは好調なのではないか?そう思えたが、やはり新コロ助19の影響で事業継続が困難となったもよう。そして、事業を畳むことになった。

Vivax Drive公式サイト

この公式サイトのトップページには事業閉鎖の声明が掲載されている。

上述のようにある意味では、Vivax社は電動アシストのパイオニア的存在だったはず。それにも関わらず、新コロ助19の影響があったとしても、ビジネス終了とはどういうことなのか。

上の声明にははっきり書かれていないが、おそらくその最大の要因は電動アシスト業界の競争が激化していることだと思われる。

スマホやスマートウォッチなどのIT端末業界と同じく、「ITx電気」という組み合わせの製品は新規参入(異業種からの参入も含めて)が比較的容易で技術革新のアピールがしやすいせいか、いろんな会社が毎年多数参戦してくる。まぁさすがにテスラみたいなバケモノ会社は出てきてないけど・・・(テスラの時価総額は、日本の大手自動車会社のそれを全て足したものを超えている)

また大手バイクメーカーも続々と参入した。

その結果、市場の開拓者とも言えたVivax社の存在感が激減。競争の大波に呑み込まれ沈んでいってしまったのだろう。

2 thoughts on “隠しモーターの会社Vivax Driveが事業終了

  1. ちょっと残念なニュースでした
    資金の目処ついたら取り寄せて軽量なe-bikeを作りたかったんですが…
    システムで1.8kgほどという重量は魅力的なソリューションだったんですけどねぇ

    1. それは残念だったブヒねぇ。
      会社としても今後売上が伸びるなど復活できる可能性はないとの判断だったようブヒ。

      でもひょっとしたら、この会社の技術をまたどこかの会社が買うかも?
      あるいは社長が新会社を立ち上げるなどするかもブヒね。

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