ボブ・ユンゲルスがAG2Rへ移籍
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Deceuninck-QuickStepで走るボブ・ユンゲルス(Bob Jungels)が、AG2Rへ移籍すると発表された。
🚨 TRANSFERT 🚨
— AG2RLM Pro Cycling Team (@AG2RLMCyclisme) August 18, 2020
🇱🇺 BIENVENUE @BobJungels 🇱🇺⁰#allezALM – © Getty Images pic.twitter.com/S8bMvpfGwP
実はこの移籍も、以前から噂されていた。
シュレック兄弟でおなじみルクセンブルクのチャンピオンであるユンゲルスは、Trekでワールドツアープロ入り。そしてその後クイックステップへ移籍し、現在に至る。
みんなも知ってのとおりクラシックでも爆走、TTも強く、グランツールでもルーラーとして活躍し、坂だらけのモニュメントであるリエージュで優勝経験もあるオールラウンダーである。チームIneosのKWSKをTT寄りにした感じだろうか。
そんなユンゲルスが移籍するのはAG2R。最近の移籍ニュースでは、GVAことグレッグ・ファン・アーヴェルマート(Greg Van Avermaet)が移籍することも伝えられた。それに象徴されるようにAG2Rはまさにクラシック増強作戦を展開中。もともとクラシックスペシャリストのオリバー・ナーセン(Oliver Naesen)がいるが、GVAとそしてユンゲルスの獲得で一気にクラシックパワー爆発である。
Slowly getting there..good day in the break today! Congrats to @davideformolo , impressive ride👌🏻
— Bob Jungels (@BobJungels) August 14, 2020
Two more lovely day ahead @criteriumdudauphine 🤪🤪 📸 @gettysport pic.twitter.com/cQCV3LMZkk
作戦面でも、TTが得意なユンゲルスが単独で逃げることも可能であるため作戦の幅はかなり広がる。また、Deceuninck-QuickStepお得意の横風分断作戦のタイミングやコツを知り尽くした選手でもある。まさに、AG2Rがクラシックの王者Deceuninck-QuickStepに対抗すべく呼び寄せた選手といえようか。
来年からいきなりクラシック系チームとなるAG2R。これまでロマン・バルデを中心とした戦略からチームの質が激変する。果たしてその変身は吉と出るか凶と出るか。ただ、来年のクラシックがおもしろくなることは確かか。