アメリカチームに消滅の危機。Hagens Berman Axeonについて。
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アメリカのコンチネンタルチームHagens Berman Axeonが、スポンサーからの出資が減少する予定のため、消滅の危機に瀕している。
情報源:Hagens Berman Axeon faces uncertain future amid sponsorship squeeze
Hagens Berman Axeonについて
Hagens Berman Axeonは、アメリカはシアトルに本拠地がある法律事務所Hagens Bermanがスポンサーとなっている。
もともとはTrek Livestrongの育成チームとして生まれたチームであり、その当時から現在までの出身選手の例を挙げると、
- Alex Dowsett
- George Bennett
- Ian Boswell
- Joe Dombrowski
- Jasper Stuyven
- Tao Geoghegan Hart
- Eddie Dunbar
など、現在ワールドツアーで走る選手も含めて多くのプロ選手らを輩出している。
バイクスポンサーからの出資の減少
メインスポンサーであるその法律事務所は来年以降もスポンサー継続の意向があるのだが、どうやらバイクスポンサーが大きく出資を減らすとの意向をチーム幹部に伝えているもよう。
そのためチームは来年から予算が不足になり、活動が不可能となることが考えられる。解決するには新しいバイクスポンサーを見つけるなどしてとにかく新規のスポンサーを獲得することが必要。
また予算をなんとか切り詰めて活動を続ける場合でも、参加するレースの数を減らさざるを得なくなる。特に移動費や宿泊費など多額の経費が必要となる本場ヨーロッパでのレース活動はかなり縮小せざるを得ないであろう。
そうすると、本場で若い選手に経験をつませて育成し、本場のトッププロチームやワールドツアーチームへ送り込むというチームポリシーを満足に実現できなくなる。
近年はそのチームポリシーが上手く実現できており、アメリカからヨーロッパへの架け橋、そして育成チームからトッププロチームへの架け橋という2つの機能を果たしていただけ、もし消滅するのならばジュニア世代やU23世代の若い選手らにとって大きな打撃となるであろう。
あらゆるプロスポーツにおいて、多くのチームが危機にさらされる
ことになりそうですね。
コロナウイルスが、ある程度収束したとしても終息するのは考えづらい。
となると、プロスポーツチームに資金が回るというのも考えづらい。
さて、来期はどうなることやら。
今年よりはまともにレースができるようにはなってほしいブヒね。
あらま、このチームのディレクターはエディ・メルクス御大の息子さんですね !@o@!
選手を育てる手腕には定評がありますから、なんとか存続してほしいもの…
そうブヒ。まさにEddy Merckxの息子ブヒね。
選手として偉大だった父親に、ディレクターとしての才能を発揮する息子。
なかなかおもしろい家族ブヒ。