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1つ前の記事では、チームイネオスが昨日使っていたホイールについて書いた。(→「昨日のイネオスのホイールについて。ツール組とティレーノ~アドリアティコ組」)
そしてこの記事では、ライバルチームのJumbo-Vismaについて昨日の第13ステージで使っていたホイールを見てみようと思う。実はもうちょっと早く時期に書こうと思っていたネタだが、ちょうどいい画像がチームTwitterで出てきたので、これ幸いと思ってこのタイミングで記事にした。
まず次のTwitterを見てもらいたい。
🇫🇷 #TDF2020
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) September 11, 2020
The start has been given.
Some more 📸 from this morning. pic.twitter.com/RbLFX0ytR3
こちらは昨日のレース前のJumbo-Vismaの画像である。特に1枚目の画像、ワウト・ファン・アールトのバイクに着目してほしい。そのバイクは後輪のホイールは明らかにシマノデュラエースである。しかし、前輪が謎である。
デュラエースならばそのロゴ「DURA ACE」の文字があるはず。しかしそれがなく真っ黒である。後輪にははっきりとそのロゴがあるのに。
名探偵コ〇〇「あれれーおかしいぞー」
そしてスポークの組み方にも注目してもらいたい。ファン・アールトの前輪のスポークは次のように組まれている。
画像中で、白い〇と黄色い〇をマークした。白い〇はスポークが2本交差している部分。一方で黄色い〇は平行になっている部分である。
現行のシマノデュラエースのリムブレーキ用フロントホイールはこのような組み方はしていない。もっとシンプルな組み方である。次の参考リンクからシマノ公式ページを見て欲しい。
参考:DURA-ACE C40 チューブラー フロントホイール
ではこのスポークの組み方に近いホイールはどのブランドなのか?
有名どころのブランドの製品でいうと、コリマ(Corima)の47mm S1 ロードホイールである。次の参考リンクでコリマ公式ページで、47mm”S1″ ロードのホイール画像を見てもらいたい。
どうだろう。かなりスポークの組み方が似ているのではないだろうか。もちろん、世界中のホイールブランドを調べれば他にも似ているスポークの組み方のホイールは出てくるであろうが、とりあえずサクっとわかるものとしてはCorima 47mm”S1″ ロードというところか。
仮にそうだとして、なぜ両方ともコリマにしないで前輪だけコリマ、後輪がデュラエースなのだろうか。スポンサーであるシマノに対して負い目があるのだろうか。だとすれば、えらい中途半端な忖度である。もちろんガチのレースの現場でホイール選択にそんな忖度などあるはずもない(と思うが)ので、選手のフィーリングやデータでのメリットなどいろいろ理由はあるのだろう。
だが、可能性としては新型デュラエースのホイールの新製品というのもいちおうは考えられるが、さてどうだろう。
また以前はチームSunwebが使う謎のホイールについても書いた。また読んでおいてもらいたい。
Jスポーツ見てると、サイクルフォトグラファーの辻啓さんが、時々、メカレポートもブチ込んでくれるのですが、昨日のレポートでは「Jumbo-Vismaのタイヤとホイールに何か塗ってある」とのこと。
その物質は艶が有り、タイヤのサイドウォールからリムとの窪みを埋めるように塗ってあるそうだ。
窪みを埋めたのは「空気抵抗の削減」、Ineosの「マージナルゲイン」と同じ考えのようです。
サイドウォールは・・・忘れてしまった。
すごい所まで拘っているんだな~と思ったが、そしたらウエアーのファスナーは開けるな!って、いつも思う。
一体何が塗られているのだろう・・・そういう専用品がどこかから売られてるのだろうか。
それとも、そこらへんのホームセンターとかで手に入るような何かなのだろうか。パテじゃなさそう・・
( ゚д゚)ハッ! ジャージをはだける分の抵抗をその「何か」で相殺している!?