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今年のジロ・デ・イタリア第20ステージのコースが変更となる。
今年は最終日の前日第20ステージが最難関ステージ(クイーンステージ)となっているが、その山岳コースが変更となる。
情報源:Giro forced to tone down major mountain stage due to COVID restrictions
変更前のコースと、変更後におそらく設定されるであろうコースとの相違は次のようになる。
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
・Colle dell’Agnello(アニェッロ峠:イタリア、標高2744m) ・Col d’Izoard(イゾアール峠:フランス) ・獲得標高5500m |
・Colle dell’Agnelloなし ・Col d’Izoardなし ・Sestriere(セストリエーレ峠:イタリア)を3回登る ・獲得標高4000m |
なおセストリエーレ峠は3回登るが、1回目は峠の東側のPragelatoから、残り2回は西側のSusaとCesena Torineseから登るもよう。
また、本来通るはずだったアニェッロ峠とは2016年のジロ・デ・イタリアの第19ステージでマリアローザを着ていたステフェン・クライスヴァイク(Steven Kruijswijk)が雪壁に衝突し、落車した峠である。
なぜ変更となるのか。その原因は2つある。
1つは積雪である。まず当初から本来のコースがダメになったときのために、プランBが用意されていた。
そのプランBは、Colle delle Finestre(フィネストレ峠)を通り、Sestriere(フィネストレ峠)へと向かうものだった。フィネストレ峠といえば、クリス・フルームが伝説となる80㎞の独走をぶちかましたあの峠である。
しかし、このフィネストレ峠から回るルートが積雪で通れなくなった。
そこで大会側は、プランBそのものを再び変更せざるを得なくなった。
さらに追い打ちをかけたのがフランスでのコロナ第二波到来である。
コロナの再びの爆発的拡大によりフランス当局は厳格な感染対策を再導入。それにあわせて、本来第20ステージで通るはずだったフランスのブリアンソン地区の長が、「レースの通過を禁止する」と発表。これによりジロは同地区を通れなくなった。
こういった事情でコース変更に追い込まれたというわけである。