今年のストラーデ・ビアンケのコースについて
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まだまだ収まりそうにないコロナ。シーズン開幕も各種ロードレースの中止・延期が相次ぐ。そんな中、4月にオランダで開催される定番レース、アムステル・ゴールド・レースもコースが変更となる可能性大というのを先日書いた。
→「アムステル・ゴールド・レースが周回コースへ変更か」
一方、個人的にパリ~ルーベと並んで最も好きなレース、ストラーデ・ビアンケはどうやら例年通りのコースとなる。大会公式からそのように発表があった。
今年のストラーデ・ビアンケは3月6日に開催予定。昨年はコロナで大幅に日程変更となり、8/1開催となった。ワールドツアー再開を飾る、シーズンのリスタートの幕開けが同レースだった。今年は例年通りの日程で開催予定。
コースは総距離184kmで、11個の未舗装(グラベル)区間がある。そのグラベル区間はトータルで63kmにも及ぶ。つまりレースの3分の1がグラベルというロードレースである。これもうグラベルレースだろ。
だが、そのグラベルが美しいことが特徴である。白い砂で覆われたグラベルと周辺の緑あふれるのどかな自然との対比が実に美麗でエモい。だが、いったん雨が降るとそんな天国ような美しさは、地獄の泥レースへ様変わりする。そうなればもはやシクロクロスである。
そして最後は荘厳な雰囲気の街中で斜度16%の劇坂を越えてからの下りゴール。ロードレースの全ての要素が満載のレースであり、唯一無二の個性を持つレースである。
コースプロフィールは次のようになる。
昨年の優勝はワウト・ファン・アールト。このレース優勝から昨年ファン・アールトの快進撃は始まった。続くモニュメントのミラノ~サンレモも制覇した。