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2012年はロンドンで五輪が開催されたが、その五輪後に当時のチームSkyは女性チームを作ろうという計画があったらしい。
チームSkyの元CEOFran Millarが超有名自転車マガジンRouleur(ルーラー)でのインタビューでそのように答えた。英紙ガーディアン(Guardian)がそう報じている。
情報源(Guardian):Women’s Team Sky proposal was rejected ‘at board level’, says former CEO
ロンドン五輪では地元の英雄にて、レジェンド的な存在エリザベス・ダイグナン(Lizzie Deignan)が銀メダルを獲得した(金メダルはあのマリアンヌ・フォス)。
そのダイグナンをチームのエースとして据え、女性版チームSkyを誕生させようという提案がチームの内部であったもよう。
チーム元CEOのFran Millarは、ことあるごとに幹部の会議で女性チームを作ることを提案したが、幹部らの同意は得られず構想は消えていった。幹部らが乗り気でなかった理由は、おもにマーケティング的な旨味がないと思われたこと。
当時のチームSkyは、英国の自転車代表チームのスポンサーにもなっていたため男女の五輪代表チームとも十分なコネクションはあったわけで、それを考えれば女性チームを作ること自体は不可能ではなかったであろう。そして、その後の女性プロチームの成長やダイグナンを含めた女性選手の活躍を思えば、やはり女性版チームSkyを作らなかったのは将来的な価値を「見落としていた」とFran Millarは語る。
なお現在のチームのボス、デイブ・ブレイルスフォールド(Dave Brailsford)は、現時点で女性チームを作る予定はないと述べる。ただ、いろいろ検討していることはあるらしい。
昨今は他のプロチームも女性チームを作る動きが活発であり、反差別の世界的な流れを考慮すれば、将来的に作るという可能性は十分あるだろうか。