バルベルデが引退を延期かも?
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フレッシュ・ワロンヌが終わった。その結果と上位30名については、下の記事を昨夜のうちに簡単に書いておいたので見ておいて欲しい。
今年も結局はユイの壁ではじまり、そこで終わったわけだが、中年の星(?)で40歳のアレハンドロ・バルベルデ(通称バ師匠)もやはり最後の最後に勝負に絡んできた。さすがの勝負勘と実力である。なにせ2014年~2017年まで同大会で4連勝したバケモノ。ユイの壁を知り尽くしている。
そんなバルバルデだが以前から今年限りでの引退を公言していた。特に昨シーズンはコロナ禍の影響もあったのだろう未勝利で終わった。年齢とともに衰える自分に失望を感じていたのかもしれない。
だがしかし、今年はGPインデュラインで優勝。そして昨日のフレッシュ・ワロンヌでも優勝に絡む走りを披露。明らかに調子はかなり上向いている。その好調を受けて本人は引退についてレース後に次のように答えている。
情報源:Valverde opens the door to 2022 as resurgence continues with Flèche Wallonne podium
“I don’t know if that was my last Flèche Wallonne or if I’ll carry on another year,”
訳「これが最後のフレッシュ・ワロンヌかどうかはわからへん。来年も出場するかもしれへん」
“Last year, I was saying no, but this year I’ve got great feelings again, so it’s not clear if I’ll stop or carry on.”
訳「去年は2022年の現役続行はないわーと言ってたけど、でも今年はかなりの調子の良さが戻ってきたのよ。せやから引退か現役続行かはわからんようになってきた」
明らかに本人に迷いが生じてきた感じ。今年限りで引退する可能性がかなり高いと思わせた昨年までの発言とは、かなりニュアンスが異なってきた。本人が思ってる以上に体が動いているのだろう。もちろん若い時のように連戦連勝とはいかないだろうが、しっかりと休養をとれば狙うと決めたレースだけは取れるという自信が戻ってきた証拠ではないだろうか。そんな発言だろう。
さて今週の日曜日の4/25にはモニュメントのリエージュだ。もちろん今回のフレッシュ・ワロンヌと同じメンツがまた顔を揃えることになる。そんなリエージュについて、バルベルデはこう語る。
“I know I’m in good shape and now Liège is a different race. It’s not so much about positioning, it’s about your form, and form is clearly something I have.”
訳「はっきりと今は調子がいいと感じてるし、リエージュはフレッシュ・ワロンヌとはまた別種のレースや。フレッシュ・ワロンヌほど最後のポジション取りは重要じゃないわけで、大事なのは自分のコンディションの良さ。で、ワシは今明らかに調子がいいわけよ」
これはもう確実にガチでリエージュも狙ってきますね。バルベルデはこれまでリエージュを4勝している。2006、2008、2015、そして2017。2位は2007、2014。3位は2013。過去14年で表彰台に7回。2年に1回は表彰台という感じ。