岡篤志がドーピングで出場停止処分
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日本人選手で、フランスのUCI ProTteamのDelko(デルコ)に所属する岡篤志が禁止薬物アセタゾラミドを摂取したとして4ヶ月の出場停止処分を受けた。
このショッキングなニュースについてはすでに日本メディアでも記事が書かれているので、以下のリンクからその記事を見て欲しい。
シクロワイアード:岡篤志が4ヶ月の出場停止処分に アセタゾラミドの使用違反疑いで
今回明らかになったのは昨年12月13日の検査結果によるもので、今年の1月25日にUCIから制裁を受け、そこから4ヶ月なので5月24日までの制裁となる。
チームDelkoの惨状
さてチームDelkoといえば、昨年にこのブログでも記事「日本人選手らへ脅迫行為か?Nippo Delko One Provenceの疑惑について」で書いたように、新しくオーナーとなったPhilippe Lannesが独裁的にチームを運営し、気に入らない選手らに対して契約義務の不履行などのいやがらせなど、不誠実な行為をしていると報道されてきた。その背景にはチーム内の権力争い・内ゲバがある。
そしてかつてスポンサーだったNippoはチームEFへ移った形となった。それがPhilippe Lannesの癪に障ったのか、彼は日本人選手に対しても脅迫的言動をとり、彼の被害を受けた選手らはUCIに「なんとかしてくれ」との陳情・申請を出していた。
そして今年の3月1日には、監督であるGorka Guerricagoitiaや3人のトレーナー、そして栄養士らがチームから離脱している。
この離脱後、スタッフの補完が行われたかどうかは怪しい。というのも、スポンサーだったNippoの撤退なども受けてチームの懐事情は相当に厳しいと思われるからだ。チーム名も「Delko」という1社の名前しかない。気に入らない人間を追い出したからといって、ほいほいと人員補充が可能だとは思えない。
残ったスタッフは去ったスタッフの仕事まで担当することになるだろうし、選手らも親しいスタッフが去ったことについて内心不満があるはず。誰もが内部にチームへの苛立ちや不信というマグマを抱えたまま今シーズンを戦っているのではないか。
また岡篤志の処分は上述のように5/24までだが、処分が終わったとしても彼がレースに出場できる見込みはほとんどないのではないか。そもそもチームのオーナーは日本人選手に対して不当な言動を行っていたうえに、今回のドーピング陽性を口実に選手に対してさらに不当な処遇を行う・・・そんなことは想像に難くない。
もっといえば、岡篤志に嫌がらせをするために誰かがアセタゾラミドを・・・
(‘A`)「おっと玄関に誰かきたようだ」