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なぜ最後にファン・アールトとコフィディス勢は動いたのか?2021ツール・ド・フランス第16ステージの最後の4級山岳での動きについて

なぜファン・アールトとギヨーム・マルタンは終盤に加速しようとしたのか?2021ツール第16ステージの動きについて

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昨夜の第16ステージについては、「危険な雨の下り・・・2021第16ステージの結果と感想」でも書いたが、総合上位陣は終盤からはまるで今日の第17ステージに備えるため、いったん休戦みたいな雰囲気となっていた。

しかし最後の局面の4級山岳で、総合9位のギヨーム・マルタン擁するコフィディスが突然動いたのだ。

上の画像の場面がそれ。

シモン・ゲシュケがマルタンをアシストしながら一気にペースアップを図り攻撃を始めたように見えた。そしてその直後にJumbo-Vismaのファン・アールトが後方から集団先頭に飛び出し、さらに集団を高速化させようとしてるように見えた。

(‘A`)「なんでそんなとこで?ステージ優勝狙うわけでもないし、ヴィンゲゴーをつれてそんなとこから飛び出せるわけもないやろ?」

と正直思ったが、どうやらこれイネオスのカラパスを標的にした動きだったもよう。ゴール後にファン・アールトがそうメディアに語った。

情報源:Van Aert sparks late skirmish for Tour de France GC favourites on stage 16

これによると、コフィディス勢が加速したときにカラパスは集団内の後方であまりよくない位置にいたらしい。ファン・アールトはチームメイトのテウニッセンからのチーム無線で、「カラパスの位置が悪いぞ!」という情報をもらっていたらしい。コフィディスもカラパスの位置を把握していた可能性が高い。

そこでファン・アールトは「よっしゃ、やってみるか」となったようだ。しかもちょっと向かい風という状況でもあったらしい。実際にはそれほどたいした風でもなく、また結果的にはファン・アールト&コフィディス勢の動きは成功したとは言えないものになったが。

一瞬たりとも気を抜けないとはまさにこのこと。ほんとツールは恐ろしいで。

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piginwired
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