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昨夜のスペイン最大のワインデイレースのクラシカ・サン・セバスティアン(Clásica San Sebastián)はパワーのなさそうな名前の選手ニールソン・ポーレス(Neilson Powless)がパワフルに優勝。その展開と結果の感想記事はすでに書いたので、また見ておいてほしい。(記事:「パワーないけどパワフル!?2021クラシカ・サン・セバスティアンの結果と感想」
そんな彼の優勝を途中でグっと引き寄せたトラブルが残り10kmを切った終盤で発生していたのは上の感想記事で書いたとおり。
そのトラブルとはこの落車事故だ。
A queda de @MikkelHonore na #dklasikoa pic.twitter.com/x5bez8awwv
— País do Ciclismo (@DoCiclismo) July 31, 2021
この落車は、先頭を走っていたマテイ・モホリッチがこの下りの罠にハマってしまったのが直接の原因だが、ポーレスは実はその下りの罠(危険性)に気づいていたようだ。
情報源:Watching Garmin helps save Powless from San Sebastián crash as American takes first pro win
ポーレスがレース後に語ったところによると、サイコンのガーミン(Garmin)がの画面に「次のカーブは鋭いから危険」との表示が出ていて、それを見ていたので危険なそのカーブにも適切な対応ができたらしい。ある意味でガーミン様様といえるか。
そして彼は、「たぶん他の選手はレースに集中しすぎてガーミンの表示を見てなかったんやろね」と述べている。
ポーレスのコメントは、サイコンが単にスピードやワット数を見るためだけのものではなく、現代のレースではそのコース情報も重要なのだと気づかせてくれる。
ブタはガーミンユーザーではないので、日本のコースにもそういった表示が出るのかどうかわからないが、安全性を考えるならばガーミンユーザーは下りコーナーの注意メッセージをしっかりと見ながら走りたいところ。
ただあまりサイコンを見つめて走るのも危ない。ていうかそもそも下りで速度を出すのが危ない。レースではないのだからゆっくり下るのがベスト。それプラス、ガーミンの道路情報をも見ておけば安全度が大幅UP。無事に帰宅できた人間こそが優勝だ。
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