レビュー
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ノルウェーのステージレースのアークティック・レース(Arctic Race of Norway)は昨夜が最終日だった。その日に好走を見せたのがTotalEnergiesのニキ・テルプストラ(Niki Terpstra)だ。Totalに移籍する前はDeceuninck-QuickStepでクラシックレースの準エース的な存在だった。今回惜しくも優勝はできなかったが、ステージ2位に入る健闘。そして敢闘賞を獲得した。
ニキ・テルプストラは9人の逃げに入って逃げ続け、そこから最後はアルペシン・フェニックスのフィリップ・ヴァルスレーベン(Philipp Walsleben)との一騎打ちになり、最後はヴァルスレーベンに競り負けた。
Totalへの移籍後の近年のニキ・テルプストラは落車などが続き不幸の連続だった。ほとんど全力でレースを走りきれたことはなかったのではないだろうか。復帰しては落車して治療。また復帰しては落車して治療の繰り返しだったイメージが強い。ほんと久しぶりにニキ・テルプストラの名前を聞いた気がする。
だからこそ、テルプストラ本人も、「ステージ優勝はできひんかったけど、ホンマひさしぶりにこんなに好走できて十分ハッピーやで」とレース後にコメントしている(情報源:Terpstra happy to be competing for victory again at Arctic Race of Norway)
そんなテルプストラだが、今年いっぱいでチームとの契約が切れる。そしてチームにはみんなも知っているようにピーター・サガン&その仲間たちが加入する。クラシックなどでサガンのアシストとして走れる力と経験が十分にあるテルプストラなので残留も考えられるが、本人の口からは現時点で「来年はどうなるか不明」とのこと。
仮に他チームへ移籍するとすれば、Bora-hansgroheやDeceuninck-QuickStepの可能性はたぶんなくて、Intermarché-Wanty-Gobert MatériauxかAlpecin-Fenixあたりだろうか。