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ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ

予想外すぎるドラマ!2021ブエルタ第12ステージの結果と感想

奇襲攻撃!2021ブエルタ第12ステージの結果

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最後の最後で予想外の奇襲攻撃がレースを大興奮へと変えた。そんな第12ステージの結果を簡単に。

今日のコース

今日の第12ステージのコースについては、「2021ブエルタ第12ステージのコース」を見ておいてほしい。

昨日と少しと似ている感じだが、周回コースが含まれている点、3級山岳と2級山岳がセットである点、2級山岳を下るとゴールまで10kmほどの平坦である点などが異なっている。

なお、その2級山岳では今日も謎の激坂があるようだ。

今日の逃げ

今日の逃げはこの8人。

スタン・デウルフ(Stan Dewulf:AG2R CITROEN) チャド・ヘイガ(Chad Haga:DSM) マキシム・ファンヒルス(Maxim Van Gils:LOTTO SOUDAL) ミケル・イトゥリア(Mikel Iturria:EUSKALTEL-EUSKADI) セバスチャン・バーウィック(Sebastian Berwick :ISRAEL START-UP NATION) サンデル・アルメ(Sander Armée:TEAM QHUBEKA NEXTHASH) フレン・アメスケタ(Julen Amézqueta:CAJA RURAL-SEGUROS RGA) イェツセ・ボル(Jetse Bol:BURGOS-BH)

レースが進むとこの中からチャド・ヘイガが早々に脱落して7名に。

ログリッチ落車に巻き込まれる!

ゴールまで残り55kmとなった地点で、集団落車が発生。そのときの映像がこちら。

動画をみてもらうとわかると思うが、集団の先頭付近で落車が発生。それゆえ先頭付近に位置していた総合上位勢がこの落車に巻き込まれた。その中には、プリモシュ・ログリッチやアダム・イエーツらもいたが深刻なダメージを追うことはなく無事にレースに復帰している。

ただこの同じく巻き込まれたアルペシン・フェニックスのトビアス・バイヤーがリタイアになってしまった。

謎の激坂が登場?の2級山岳だが・・・

結局逃げの選手は独走していたマキシム・ファンヒルスを含めて二級山岳の途中で全員がプロトンに吸収されてしまう。そして、その山頂手前で山岳賞ジャージを狙うチームDSMのロマン・バルデ、トレックのジュリオ・チッコーネ、クベカのセルヒオ・エナオ、アルペシンのジャイ・ヴァインが集団からアタック。

結果見事にバルデが二級山岳を1位通過しポイントをゲット。山岳賞トップのダミアーノ・カルーゾとの差をつめることに成功する。カルーゾがなぜバルデをマークしていなかったのか?疲れていた?

一方で総合勢らは特に動きなしのまま静かに山頂を超えてみんな仲良く下りへ。

ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ

この下りのあとは10kmほどの平坦路。バルデらの逃げる4名とプロトンとの追いかけっ子がスタートする。そんなプロトンの先頭を牽引するのが、マイケル・マシューズでのスプリント勝負を狙うバイク・エクスチェンジ。

先行していた4名も協調していたので、ひょっとしたらこのまま・・・と淡い期待もあったが、残り1km手前でバイクエクスチェンジが支配するプロトンに吸収されてしまう。これはマイケル・マシューズの勝利決まったか!?

ロードレースの2021ブエルタ・エスパーニャ

ところがいきなり後方からチームEFコンビが爆発。集団先頭を奪ってしまう。これにはバイクエクスチェンジの面々も大慌て!EFまさかの奇襲!そしてその背後にDeceuninck-QuickStepのアンドレア・バジオーリ!予想外すぎていきなり面白くなってきた!

そしてゴールシーンを動画でどうぞ。

マグナス・コルトキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

マグナル・コルトといえば昨日ゴール直前まで逃げていて、最後の最後にログリッチらに飲み込まれ涙を飲んだ選手。それがすぐ翌日にステージ優勝!しかも奇襲攻撃からの平坦スプリント勝利とは意外すぎる結末!

昨日の今日でこんな勝ち方できるものなのか・・・彼自身の走力も体力もそうだが、チームEFの勝負勘が素晴らしい。

この奇襲攻撃はレース前のミーティングで予め1つの可能性として提案されていたことなのか、それとも終盤になっていきなり決断されたことなのかどちらなのだろう。後者のほうがあり得るか?いやーそれにしても見事としか言いようのない攻撃だった。

チームEFの総合エースだったヒュー・カーシーは第7ステージでリタイアしてしまったが、そこからチームは積極的にステージ優勝を狙う作戦にチェンジ。今日もそんな戦略変更(プランB?)が見事に実った。

今日のトップ

順位選手名チーム名タイム差ボーナスタイム
1 MAGNUS CORT NIELSENEF EDUCATION – NIPPOB : 10”
2 ANDREA BAGIOLIDECEUNINCK – QUICK – STEPB : 6”
3 MICHAEL MATTHEWSTEAM BIKEEXCHANGEB : 4”
4 MATTEO TRENTINUAE TEAM EMIRATES
5 ANDREAS KRONLOTTO SOUDAL
6 FELIX GROSSSCHARTNERBORA – HANSGROHE
7 ANTONIO JESÚS SOTO GUIRAOEUSKALTEL-EUSKADI
8 ANTHONY ROUXGROUPAMA – FDJ
9 GIANLUCA BRAMBILLATREK – SEGAFREDO
10 MARTIJN TUSVELDTEAM DSM
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