クリス・フルームが複数年の契約延長で40歳まで?「今シーズン後半の走りは好感触」
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クリス・フルームのISRAEL START-UP NATIONへの移籍が発表されたときは世界中で大ニュースとなった。日本でも報道され、当時の衝撃はみんなも覚えていると思う。
そして今年ISRAEL START-UP NATIONでの最初の1年を終えたわけだが、選手生命を脅かした重い負傷からの回復ということで、結果から見れば低空飛行という一年だった。ファンからしても、なんとか完走はできてよかったというイメージが多かったのではないか。
だが、本人は今シーズンの後半から「かなりいい感じで肉体のレベルが戻りつつある」と感じていたようだ。その好感触を経て、来年度は以前のような「レースで競えるレベル」に戻れるのではないかと考えている。
情報源:Chris Froome: I’ve still got a few more years of racing to come
この情報源記事でのインタビューで、フルームは次のように述べている。
“I’ve definitely seen some big progressions in the second half of the season after the Tour. I’ve certainly felt better in the end-of-season races than I did earlier on,”
訳「はっきりと感じた大きな進歩というのは、ツール・ド・フランス終了後のシーズン後半からやね。シーズン終盤は走ってるときの感触がそれまでよりも確実によくなってたね」
今後の目標はこれまでと同様に、完走レベルから以前のような競技レベルへ肉体を戻すこと。今年もそれを目標にやってきたが、望んだレベルへの回復は果たせなかった。しかし上述のように今年の後半で得た好感触が、来年度に向けた希望を本人に与えてくれているようだ。
さて、フルームもすでに36歳。引退という二文字が目の前に見える年齢だ。だが、本人は今後数年間についてこう表現している。
“I’ve still got a few more years of racing to come,”
訳「まだ数年は走り続ける」
これについては、「イスラエルとフルームの契約は来年まで」という記事を書いてからしばらくして、チーム側から「フルームはISRAEL START-UP NATIONで選手として引退を迎えることになる」との発言があった。
そして上のように本人があと数年は走り続けると述べているということは、契約の延長は確定しているということだろう。あと数年ということは、複数年の契約延長となったのかもしれない。キリがよく40歳までか?
なお情報源記事には、イスラエルとイネオスとのチームとしての違いについてフルームの考えが語られている部分もあり、興味があれば読んでおいてもらいたい。