ロードバイクとロードレースと薬物

アルノー・デマールがケトンに懸念「プロトンにおける現状は不平等」

FDJのエーススプリンターのアルノー・デマール(Arnaud Démare)が、「ドーピングではない」あの物質の使用について、プロトンへの懸念を深めている。

情報源:Arnaud Démare : «Je ne dirais pas le mot dopage, mais on n’a pas tous la même limitation de vitesse»

フランスメディアLe Parisienでのインタビューで、デマールは「プロトン内部で不平等が生じている」との認識を示す。

デマールが所属するグルパマFDJは、Movement for Credible Cycling (MPCC)のメンバーだ。その組織は「プロチームの一部」などによって組織された団体で、世界アンチ・ドーピング機構やUCIによる薬物規制とは、少し異なる別の規制を独自に制定し実施している。

そのMPCCはあくまで加入は任意。加入していないプロチームも多い。現時点ではワールドツアーチームは10チームだけが参加している。INEOS GrenadiersやDeceuninck-QuickStepなどは加入していない。

また、以前は加入していても意味がないとして脱退したプロチームも多い。たとえば、UAEやJumbo-Vismaはすでに脱退している。

MPCCが独自で規制している物質の代表例といえば、ときどき話題になるケトンだ。

MPCCに加入しているFDJは、その方針に従いケトンを使用していない。しかしMPCCに非加入のプロチーム(たとえばJumbo-Visma)はケトンを使用している。

デマールは慎重に言葉を選び、決して「ドーピング」との言葉を使って表現していないが、ケトンについてはプロトン内部でそのような不平等状態にあると考えているようだ。

またデマールのチームメイトのティボー・ピノも今年の2月にケトンについては懸念を表明しており、使用薬物についての平等性と厳格な運用とを求める主張に合わせて、ケトンを禁止すべきとの主張が今後MPCCからこれまで以上に強く叫ばれるようになるかもしれない。レースの外でもプロチーム間の戦いが熾烈となるか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください