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Rapha








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Netcompany INEOSに大きな転換点か。現CEOの退任とデイヴ・ブレイルスフォールドによる新体制の行方
長年にわたりプロロードレース界を代表する強豪チームとして君臨してきたNetcompany INEOS(旧Team Sky、INEOS Grenadiers)が、新たな組織再編に踏み出した。
近年はかつての圧倒的な支配力に陰りが見られる中、今回の経営体制変更はチームの将来を左右する重要な動きとして注目されている。
今回の発表で最も大きなニュースとなったのは、CEOを務めてきたジョン・アラートの退任だ。
アラートは2023年にCEOに任命され、正式には2024年からチームのCEOとして働き、スポンサーシップや事業戦略の推進に携わってきた。もともとはBahrain Victoriousの首脳陣にいた人物だ。
チームによれば、今回の退任は円満なものであり、アラート自身が新たな挑戦へ進むための決断だとしている。
プロスポーツ界では経営陣の交代は珍しくないが、ワールドツアー屈指のビッグチームでのCEO交代だけに、その影響は小さくないかもしれない。
もう一つの注目点は、Team Sky創設以来の中心人物であり、同チームの象徴でもあったあるデイヴ・ブレイルスフォールドの役割が新しく整理されたことだ。彼は近年はサッカー部門を含むINEOSスポーツ全体の業務にも関与していたわけだが、Netcompany INEOSを再建すべく再びこの世界に戻ってきた。
今回の人事により、ブレイルスフォードは「Team Principal and Director of Sport for Ineos」という肩書になり、これまでよりも広範に事業を統括する立場として位置付けられることになった。実質的に彼がCEOみたいなものか?
チームの現場レベルの日常的な運営からは一歩距離を置きつつも、戦略面では依然として大きな影響力を持ち続けるとみられている。
現在のNetcompany INEOSが直面している最大の課題は、かつてのようなグランツールでの絶対的エースの不在だ。
Team Sky時代にはブラッドリー・ウィギンスとクリス・フルームといったエースがいたわけだが、近年はツール・ド・フランスで総合優勝できるだけのエースがいない。タデイ・ポガチャルやヨナス・ヴィンゲゴーが人間じゃなさすぎるという現実もあるだろうが……
この二人(またレムコ・エヴェネプールとポール・セクサスも含めて)がいる間は、Netcompany INEOS Cycling Teamのツール・ド・フランス制覇は現実味がないかもしれない。
だがチームにはそれでも複数の有力選手がいること、そして予算の潤沢であることは間違いない。
そこで短期的にツール・ド・フランスの総合優勝を狙うよりは、まずはグランツール全体の表彰台に数多く乗ることを目標にし、長期的にツールでの復権を狙うのが現実的だろうか。
それには今回のような経営体制の変更だけでなく、
すべての分野で改革が求められている。特にレース戦術の大胆な見直しと精緻化が急務なのではないか。今までと同じような戦術・作戦で走っていては総合表彰台には上がれない。
かつてツール・ド・フランスを支配したチームは、ここ数年のチームの若返りや補強によって再びロードレース界の頂点を目指すための新たな一歩を踏み出している。今回の経営陣刷新は、その長い挑戦の1つのステップだ。
デイヴ・ブレイルスフォールドたち首脳陣は今回の人事の次の一手としてどのようなことを計画しているのだろうか。