ヴィンゲゴーが落車リタイア…….2026ツール・ド・フランス第15ステージはポガチャルとデル・トロによる攻撃を耐えたレムコ・エヴェネプールが勝利

ヨナス・ヴィンゲゴーが落車でリタイアとなった2026ツール・ド・フランス第15ステージはレムコ・エヴェネプールが、タデイ・ポガチャルとイサーク・デル・トロによる包囲網を崩してステージ優勝

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昨夜の第15ステージで2026ツール・ド・フランスは第2週目が終了。本日の休息日をはさみ、火曜日からついに最終週となる。そんな第2週目の最後の日にとんでもないことが起こってしまった。

ヴィンゲゴーのツールが終わる

2026ツール・ド・フランス第15ステージのコースプロフィール

この第15ステージについては、プレビュー記事「今夜は超級フィニッシュでポガチャル連勝なるか?2026ツール・ド・フランス第15ステージのプレビュー」で、

昨日よりは逃げによる逃げ切りの可能性が決まる可能性は高いのではないか?

このように書いたが、中間スプリントのためにLidl-Trekがプロトンをコントールしていたため、序盤における逃げの形成は妨げられた。

そして中間スプリントでは次のような結果となった。

このあと逃げができあがるも、次々とその集団も変化していき、残り90kmの時点で24名という大規模な逃げが形成されていた。

興味深いのは今日もその逃げに、総合順位でレムコ・エヴェネプールに迫っているトム・ピドコックが入ったことだ。これはピドコックが完全に総合表彰台を狙いにきたと考えるべきなのか、それとも今後もステージ優勝だけを狙うのか、どちらを意味しているのだろう。

途中で逃げからマウロ・シュミットが抜け出すが、ピドコックがいる追走と大きなタイム差はつけられない。そしてさらに後方ではこのようにTeam Visma | Lease a Bikeが積極的にプロトンを牽引する。

上のプレビュー記事で、

逆にヴィンゲゴー&Team Visma | Lease a 
 Bike
としては、今日のような登りはヴィンゴーが得意とするところだし、ポガチャルに攻撃をしかけたい。ただ実際にそれができるかはわからないし、成功するとは限らないが。それでも最終週に向けてポガチャルになんらかの綻びを見つけたいところ

このように書いたが、ピドコックが逃げたこともあるかもしれないが、やはり今日はポガチャル&UAEを攻撃しつつヴィンゲゴーでステージ優勝を狙うつもりだったか。

だがそんなTeam Visma | Lease a Bikeのやる気が最悪の事態を引き起こしてしまった。残り17kmでヨナス・ヴィンゲゴーが落車したのだ。

この落車シーンを次の動画で確認してもらいたい。

コーナーの進入速度が速すぎたか?おそらくタイヤがスリップしたのだろう。

ヴィンゲゴーは肩?をおさえながら、痛そうでなかなか立ち上がれないまま。

そしてしばらくしてこのようにツール・ド・フランスを去ることになってしまった。

レース前にヴィンゲゴーは前夜の深夜2時にドーピング検査官がやってきて、その後ニ度目をするハメになってしまったと述べていた(ポガチャルもおなじく朝5時にドーピング検査がやってきたようだ)のだが、ひょっとしたらそれがレース中の注意力になんらかの影響を及ぼしたのか?

(レース後のインタビューでポガチャルが同じようなこと言ってた)

いやさすがにそれは考えすぎか。

なおヴィンゲゴーのすぐ後ろを走っていたポガチャルは間一髪この落車に巻き込まれず無事だった。人生、調子がいいときは本当に運がいいことが続くものだ。

総合2位の選手を失ったプロトンだが、もちろんレースは継続。

この日フィニッシュの舞台となる超級山岳では、マウロ・シュミットを追走する集団をトム・ピドコックが牽引。その集団にはUAEのアダム・イエーツも残っていた。前待ち作戦か。

そんなピドコックグループからクイン・シモンズが飛び出し、マウロ・シュミットを追い越す。

しばらくクイン・シモンズが先頭を独走していたが、その後方ではタデイ・ポガチャルがペースアップ。ポール・セクサスらが遅れていく中、レムコ・エヴェネプールとイサーク・デル・トロだがポガチャルについていけて、そんな3人に前からアダム・イエーツが合流。

そんなイエーツが仕事を終えて下がると、今度はポガチャルが先頭へ(そもそもそれより前の段階からポガチャルが先頭で牽引していた)。

🐷「あー、これはデル・トロに勝たせる作戦やな」

だがそんなUAEの思惑は今大会第2ステージのポガチャルとデル・トロによるワンツーフィニッシュの時とは異なり、完全には成功しなかった。とにかく今日はレムコ・エヴェネプールの調子が良かったからだ。おそらくこの日のレムコは今大会で最もコンディションが良かったのだと思う。

そんなレムコの勝利シーンをこの動画で見て欲しい。

今日のレムコはほんと強かった。

ただレムコはこの強さを毎日キープすることができない。それができれば、ポガチャルやヴィンゲゴーに対抗しうるだろう。

しかし、もともとSoudalーQuickStep時代に彼を見出したパトリック・ルフェーブルも「レムコはグランツールレーサーではなくワンデイレーサーだ」と考えているように、それら2強と比べるとどうしても毎日のコンディションのムラが大きい。2022年ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝はしたものの、レムコはグランツールは向いていると強く断言できないのが現実だろう。

結果

ステージトップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Remco EvenepoelRed Bull – BORA – hansgrohe
2Tadej PogačarUAE Team Emirates – XRG,,
3Isaac del ToroUAE Team Emirates – XRG0:06
4Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team0:58
5Florian LipowitzRed Bull – BORA – hansgrohe0:58
6Mattias SkjelmoseBahrain – Victorious1:57
7Lenny MartinezLidl – Trek1:57
8Juan AyusoLidl – Trek2:00
9Adam YatesUAE Team Emirates – XRG2:00
10Quinn SimmonsLidl – Trek2:16

総合トップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Tadej PogačarUAE Team Emirates – XRG
2Remco EvenepoelRed Bull – BORA – hansgrohe5:00
3Isaac del ToroUAE Team Emirates – XRG5:58
4Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team6:23
5Florian LipowitzRed Bull – BORA – hansgrohe6:48
6Mattias SkjelmoseLidl – Trek7:28
7Juan AyusoLidl – Trek9:38
8Lenny MartinezBahrain – Victorious10:28
9Tom PidcockPinarello Q36.5 Pro Cycling Team11:19
10Jordan JegatTotalEnergies19:26

各賞1位

ポイント賞Mads Pedersen(Lidl – Trek)
山岳賞Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG)
新人賞Isaac del Toro(UAE Team Emirates – XRG)

ハイライト動画

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