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UAEチーム・エミレーツからスプリンター流出か フアン・セバスティアン・モラノが新天地を模索
UAEチーム・エミレーツXRGが、長年チームのスプリンターを担ってききたフアン・セバスティアン・モラノを失う可能性が浮上しているようだ。
最新の移籍市場情報によると、コロンビア人スプリンターのモラノは2027年シーズンに向けて新天地を探しており、ベルギーのワールドツアーチームへ移籍する可能性が高いとのこと。その背景には、より多くのレースで絶対的エースとして走りたいという本人の意向があるようだ。
現在のUAEチーム・エミレーツXRGはタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)をはじめとして、総合系ライダーを中心としたチーム編成となっている。
その中で2019年のUAE参加以来、モラノは同チームの数少ないピュアスプリンターとして重要な役割を担ってきた。これまでワンデイレースのブルッヘ~デパンネ優勝や、ブエルタ・ア・エスパーニャでの2度のステージ優勝などを達成してきた。
しかし、チームの絶対的エースであるタデイ・ポガチャルを中心としたグランツール戦略の中では彼のためのスプリントに特化したレースの機会を得ることは難しいのも事実。31歳となった今、自分の力をもっと発揮できる新天地を求めるのも無理はないだろう。
実際、報道によれば、そんなモラノは今後のキャリアにおいてエーススプリンターとしてレースの中心選手として活動できるチームを求めているという。
移籍が実現すれば、より多くのワンデーレースやステージレースで勝利を狙う機会が増えるだろう。
現時点でチーム名は正式には発表されていないものの、報道ではベルギー籍のワールドツアーチームが有力候補とされている。ベルギーのチームといえば伝統的にクラシックレースやスプリントレースを重視する傾向があり、モラノの特性との相性も良い。
そうなるとやはり、Alpecin-Premier Tech、SoudalーQuickStep、そしてLotto-Intermarchéのどれかとなるわけだが、戦力補充の必要性・緊急性が最も高いのはLotto-Intermarchéかもしれない。
同チームにはアルノー・デ・リーというエーススプリンターがいるが、ワールドツアーレベルではあまり勝てておらず、もう1人計算できるエーススプリンターが欲しいところだ。そうしないとProTeamへの降格、下手すればチーム消滅もあり得るからだ。
もしモラノが退団となれば、UAEチーム・エミレーツXRGの戦力構成にも変化が生じる。
現在のチームは総合優勝や山岳ステージを重視した編成を進めているが、モラノ退団後に新たなスプリンターを獲得するのか、それとも総合成績に特化した路線をさらに強めるのかは注目ポイントとなる。
様々なプロチームが大雑把にいえば「総合エース中心型」と「スプリント中心型」に分かれる傾向にあるが、タデイ・ポガチャルがいる限り、UAEが後者の型になることはないだろう。
そしてスプリンターがいなくてもUCIポイントを大量に獲得することが出来ている現状では、総合成績特化型をさらに推し進めても問題は生じないように思われる。
そのためモラノが実際に移籍したとした場合に、仮にスプリンターを補強したとしてもあくまでポガチャルの平坦ステージまたはクラシックでのアシスト要員ということになるのではないか。新人選手ならともかく、ある程度のキャリアのあるスプリンターは自身のチャンスが減るUAEを避けるのではないか。