【動画】新城幸也と同じ37歳マーク・カヴェンディッシュがイギリスチャンピオンに。その英国選手権のライブ動画
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昨夜は様々な国で国内選手権が開催され、日本では新城 vs 新城を制して新城が優勝。一方でイギリスでは同国特有のアップダウンの多い狭い道とすごい強風の中で、マーク・カヴェンディッシュが超長距離を逃げ続け、新城と同じようにチームメイトのいない中で優勝した。
そのイギリス選手権の動画が下のリンク。Youtubeではライブ動画が公式から配信されていた。ハイライトではなくレース全てを見ることができる。9時間のライブ動画だが、前半は女子レース、そして後半が男子レースとなっている。動画の4:30:00あたりから男子レースとなっている。
YouTube:2022 BRITISH NATIONAL ROAD CHAMPIONSHIPS | ROAD RACE | LIVE
レース全体を通じてカヴェンディッシュは積極的に、しかし冷静にレースを運んでいたように見える。しっかりと周囲を見て、警戒すべき選手は警戒し、場面によっては他の選手を先行させたり利用したり。とにかく最後の最後までスマートの走っていたように感じられた。
もちろんそれはゴール前までいけば必ず勝てるスプリント力があるから。その確信に基づいた作戦を丁寧に実行したという感じだ。
1日中強風が吹き荒れていたので、なおさらクレバーに戦うことが求められたレースだっと言える。
日本王者となった新城幸也は37歳。そして英国王者となったマーク・カヴェンディッシュも37歳。日本と英国でベテランの37歳の二人がチームメイトのアシストがない中で堂々たる優勝。これは偶然だろうか。それとも炎の運命(さだめ)だったのだろうか。
なおカヴェンディッシュは今回の英国選手権優勝で自身のコンディションの良さと能力に自信を深め、「もし今年ツール・ド・フランスに出場できれば、勝てるやろね」と述べている。(情報源:Mark Cavendish: I know if I went to the Tour de France, I’d win )
カヴェンディッシュは次のように話す。
“It’s unlikely I’ll go to the Tour de France so I might as well use it today and at least show that the reason I’m not going to the Tour is not because I’ve got bad form.”
訳「ツール・ド・フランスには出られへんやろうけど、それなら今日の英国選手権で頑張るほうがええやろ。少なくともツールに選ばれない理由がコンディションの悪さということじゃないのは証明できるしね。」
“I haven’t had a call from team one way or the other. I don’t know. Normally you get a call to say you’re going or not going but this time and I haven’t had anything, so I’m trying to stay optimistic with that. But we’ll see,”
訳「まだこれまでチームからどうするかの連絡はないんよ。普通はこの段階でツールに行けるかどうかの連絡があるんやけどね。でも何も連絡なし。だから希望は捨てないようにしとくよ。でもま、これからどうなるかやね」
カヴェンディッシュ自身はツールに出場できないだろうことは自認している感じだが、連絡がまだない以上は可能性はゼロじゃないと思っているという感じか。でも「たぶんあかんやろなぁ」ぐらいに考えているのだろう。