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2022ツール・ド・フランス第17ステージ

最強の二人!2022ツール第17ステージの感想・ハイライト動画・結果

最強の二人による激坂スプリントの結末は?2022ツール・ド・フランス第17ステージの感想・結果・ハイライト動画

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今日の第17ステージの前にはタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)にとって非常に不利な発表があった。

ポガチャルにとって最強のアシストだったラファウ・マイカ(Rafał Majka)が、昨日のステージで太ももを痛め、今日のスタート前にツールを去ることになったことだ。

マイカが脚を痛めたのは、登りでダンシングをしていていきなり転けそうなったときだ。やはりチェーンが壊れたらしい。その時の動画は以下の感想記事に掲載しておいたのでまた見てもらいたい。

マイカを欠いた状態でポガチャルはユンボ・ヴィズマのチーム力に勝てるのだろうか、またヴィンゲゴーはそんなポガチャルの苦境を攻撃に利用するのだろうか。

今日のコースは、1級山岳の厄介な下りから1級山岳の厄介な登りでフィニッシュ。下りアタック?最後の激坂でアタック?はたしてポガチャルの命運は?

第17ステージのコース

以下の記事を見ておいてほしい。

展開と感想

フルームが再び逃げアタック!

今日はスタート直後にかつての絶対王者クリス・フルームが、あのラルプ・デュエズの第12ステージで見せた復活の走りを彷彿とさせる逃げを敢行。

ただ今日はなかなか逃げが決まらない展開。いろんなチームが逃げに選手を送り込もうとするも、ことごとく失敗。なかなかプロトンが逃げを容認しない。残り90kmぐらいになってもまだ決定的な逃げができていなかった。

喧嘩

二強の一騎打ち

上述のようになかなか決定的な逃げが決まらないままレースが進む。途中でようやくティボー・ピノ(Thibaut Pinot)やアレクセイ・ルツェンコ(Alexey Lutsenko)の2名が先行する形となるが、それでもいつものように10分近くの差がついたりすることはなく、プロトンは結局2分ぐらいの差をキープするような展開。

ピノは逆転で山岳賞ジャージを狙っているのだろうか。現在山岳賞1位のシモン・ゲシュケ(Simon Geschke)との差はけっこうあるが、これからの山岳を全て1位通過すればギリギリ逆転可能か?

また昨日大きくタイムを失ったロマン・コンボー(Romain Combaud)も途中でアタックして、マイヨ・ジョーヌグループから抜け出す。しかしヴィンゲゴーらはこれに反応せずに放置。

まだゴールまで距離があること、バルデは総合9位だが6分30以上もヴィンゲゴーから遅れていることなどを考慮して、ヴィンゲゴーたちは慌てること必要ないという判断か。

ただ、こうした面々も結局のところ最後から2つ目の1級山岳で全て吸収されてしまう。そこまでにUAEはミッケル・ビョーグ(Mikkel Bjerg)が登りハイペースを刻むなどしっかりと仕事をこなす。マイカがいなくなったが、UAEのチーム力は健在か。

そしてそのビョーグの働きを受け継ぎ、マイカの代わりにポガチャルの最終アシストを務めたのがブランドン・マクナルティ(Brandon McNulty)。最後の1級山岳の前からずっとポガチャルの前を牽引。

そしてその時点でもうマクナルティ、ポガチャル、そしてマイヨ・ジョーヌのヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)の3人だけになっていた。ナイロ・キンタナ(Nairo Quintana)なども粘ってはいたが、全て置き去りにされた。この3人強すぎる。

そんな観客もそしてTV視聴者も誰もが「いつポガチャルが動くのか」のとドキドキしていたはず。マクナルティはゴールまで2kmを切ってもまだ前を牽引。2番手にヴィンゲゴー、そしてその背後にポガチャル。

今日はゴール前500mあたりから平均斜度13%、最大斜度16%。その区間でついにマクナルティが役割を終え、最強の二人のデスマッチがスタート!

ポガチャルキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!

途中で一度ペースを緩めたのはワザと?そのときヴィンゲゴーが逆にしかけるよう誘ったのか?その背後から再び先頭に出た。

だがヴィンゲゴーも最後までぴったりとポガチャルをマークしたままでタイム差はつかず。ポガチャルは当然だが、やはり今大会のヴィンゲゴーは強い、強すぎる。安定感が凄い。崩れる気配が全くない。

正直もうこのままヴィンゲゴーが総合優勝するのではないだろうか。なんというかそういう流れが出来ているような気がする。ポガチャルは決定的な差を奪えないまま終わりそうな気配が濃厚かと思う。

・・・などと書くとフラグが立ったりするかもしれないが・・・

そしてブランドン・マクナルティはマイカの代わりをきっちりと務めあげたわけだが、その力量に改めて驚いた。ただ疲労は溜まっているはずなので明日はどうなるだろうか。

明日の第18ステージは山岳ステージ、次の第19ステージは平坦ステージ、そして第20ステージは個人TT。TTはポガチャル有利だが、ヴィンゲゴーは2分以上の余裕を持っている。ポガチャルはTTで30秒~1分の差は縮小できるかもしれないが、やはり2分以上となるとかなり難しいだろう。

で、あればやはり明日の第18ステージでポガチャルは1分以上は稼ぎたいところだが、今のヴィンゲゴーの強さ・安定感を考えるとそれはかなりムリムリカタツムリだろうか。

ハイライト動画

結果

ステージトップ10

順位選手名チーム名1位とのタイム差
1タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates0
2ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)Jumbo-Visma
3ブランドン・マクナルティ(Brandon McNulty)UAE Team Emirates0:32
4ゲラント・トーマス(Geraint Thomas)INEOS Grenadiers2:07
5アレクセイ・ルツェンコ(Alexey Lutsenko)Astana Qazaqstan2:34
6ロマン・バルデ(Romain Bardet)DSM2:38
7ダヴィ・ゴデュ(David Gaudu)GroupamaーFDJ3:27
8アレクサンドル・ウラソフ(Aleksandr Vlasov)Bora-hansgrohe3:32
9ルイス・メインチェス(Louis Meintjes)Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux
10ナイロ・キンタナ(Nairo Quintana)Arkéa-Samsic

総合トップ10

順位選手名チーム名1位とのタイム差
1ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)Jumbo-Visma0
2タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates2:18
3ゲラント・トーマス(Geraint Thomas)INEOS Grenadiers4:56
4ナイロ・キンタナ(Nairo Quintana)Arkéa-Samsic7:53
5ダヴィ・ゴデュ(David Gaudu)GroupamaーFDJ7:57
6ロマン・バルデ(Romain Bardet)DSM9:21
7ルイス・メインチェス(Louis Meintjes)Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux9:24
8アレクサンドル・ウラソフ(Aleksandr Vlasov)Bora-hansgrohe9:56
9アダム・イエーツ(Adam Yates)INEOS Grenadiers14:33
10エンリク・マス(Enric Mas)Movistar16:35

各賞ジャージ

ジャージ選手名チーム名
マイヨ・ジョーヌ(総合首位)ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)Jumbo-Visma
マイヨ・ヴェール(ポイント賞)ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)Jumbo-Visma
マイヨブランポワルージュ(山岳賞)シモン・ゲシュケ(Simon Geschke)Cofidis
マイヨ・ブラン(新人賞:25歳以下)タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates
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