キンタナ問題でアルケアが危ない?8/22時点のUCIチームランキング。
ナイロ・キンタナのトラマドール問題で降格争いが激化?8/22時点のUCIチームランキング。
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UCIが8/22に最新のUCIポイントを反映させたランキングを発表した。そのチームランキングを見てみよう。
順位 | チーム名 | 3年分のポイント |
---|---|---|
1 | JUMBO-VISMA (TJV) | 34,654 |
2 | INEOS GRENADIERS (IGD) | 32,553 |
3 | QUICK-STEP ALPHA VINYL TEAM (QST) | 32,131 |
4 | UAE TEAM EMIRATES (UAD) | 30,397 |
5 | BORA – HANSGROHE (BOH) | 23,814 |
6 | BAHRAIN VICTORIOUS (TBV) | 23,087 |
7 | ALPECIN-DECEUNINCK (ADC) | 19,607 |
8 | GROUPAMA – FDJ (GFC) | 19,039 |
9 | TREK – SEGAFREDO (TFS) | 18,170 |
10 | INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX (IWG) | 17,288 |
11 | ASTANA QAZAQSTAN TEAM (AST) | 15,844 |
12 | AG2R CITROEN TEAM (ACT) | 15,801 |
13 | TEAM DSM (DSM) | 15,144 |
14 | TEAM ARKEA – SAMSIC (ARK) | 14,776 |
15 | COFIDIS (COF) | 14,246 |
16 | TEAM BIKEEXCHANGE – JAYCO (BEX) | 14,169 |
17 | EF EDUCATION – EASYPOST (EFE) | 14,037 |
18 | MOVISTAR TEAM (MOV) | 13,977 |
19 | LOTTO SOUDAL (LTS) | 13,352 |
20 | ISRAEL – PREMIER TECH (IPT) | 12,983 |
21 | TOTALENERGIES (TEN) | 9136 |
22 | UNO-X PRO CYCLING TEAM (UXT) | 6410 |
23 | B&B HOTELS – KTM (BBK) | 5436 |
多少の順位の入れ替わりなどはあるものの大きな変化というものはない。
一方でやはり注目すべき点はアルケア・サムシック(Arkéa-Samsic)だろう。キンタナの件があるからだ。
先日UCIからキンタナによる禁止薬物トラマドールの使用と今年のツール総合成績の剥奪が発表されたのは誰しも覚えているだろうが、今回のUCIランキングではそのキンタナが稼いだUCIポイントについては無効扱いとなっていない。つまり、これまでどおり普通に加算されている。
キンタナはスポーツ仲裁裁判所で争う姿勢だが、仮にそこでキンタナが敗北した場合はUCIの処分が確定し、彼がツールで稼いだ450ポイントがなくなる。
ただ、その450ポイントがなくなっても現時点でのポイント数を考えるとまだ少し余裕はある。
しかしアルケアよりも下位のチームが現在開催中のブエルタ・ア・エスパーニャで奮闘することを考えると、決して安穏とはしていられない。
バイクエクスチェンジはサイモン・イエーツ(Simon Yates)が安定的にポイントを稼げる可能性があること、チームEFも積極的に動くこと、モビ☆スタもバルベルデとマスでポイントを稼げそうなことなどが考えられるからだ。
そうしたことを踏まえると、キンタナのトラマドール問題の法律闘争がどうなるかが大きな焦点となりそうな感じがする。