バルバルデ「ポガチャルは異常だが今最高の選手は・・・」
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今年の秋のモニュメント、落ち葉のクラシックことイル・ロンバルディア(Il Lombardia)で現役最後のレースを終え、20年の現役生活にピリオドを打ったアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde)。
そんな彼は昨日までシンガポールのツール・ド・フランスの興行に参加し、レースに参加していた。これから来日して、さいたまクリテリウムにも参加する。
シンガポールの同大会でヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)が優勝したので、さいたまではニバリとバルベルデの二人が飛び出して、そのまま二人で相談してどちらかが優勝。そういう展開を予想しているが、カヴェンディッシュが新城をリードアウトして発射、新城が優勝という展開も熱いか?
さてそんなバルベルデだが、今のロードレース界を席巻するニュージェネレーションについて感想を述べている。
情報源:Valverde: Pogacar is exceptional but Evenepoel is by far the best in the world
バルベルデによるポガチャルとレムコについての評価
新世代の代表であるタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)とレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)について、バルベルデは「ポガチャルは異常。しかし、現時点でプロトンで最も優れた選手はレムコだ」と話す。
これはレムコが今年成し遂げた偉業を考えれば当然の評価といって良いだろう。なにしろ、モニュメントのリエージュ、グランツールでブエルタ、ワンデイで世界選手権とサン・セバスティアンを制覇したからだ。またその勝ち方もまさに「キング(王)」そのもの。
バルベルデの長い選手生活の中でもすごい選手は数多くいた。しかし、そんなバルベルデをもってしても、これら2名はやはり飛び抜けた存在のようだ。
驚異的なバルバルデのデータ
バルベルデが20年間のキャリアをまとめると、本人曰く、
- 優勝は133回
- 2位は110回
- 3位は105回
こんな驚異的な勝利数と表彰台率を誇る。
まだまだ十分走れそうだが、それでも本人はたとえ来年もレベルを維持できたとしてもやはりこれ以上続けることに意味はなく、今年でやめるのが正しい選択であり、若手に道を譲らなければならないと考えている。