昨日アイルランドのダブリンで開催されたシクロクロスのワールドカップシリーズで、ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)が予想外すぎるアクシデントに見舞われた。さっそくそのレース動画を見て欲しい。
注目して欲しいのは2つのトラブル。1つは、3/7周回目。動画でいうと27分30秒あたりから。

なぜか突然ファン・アールトだけが走行バランスを崩して落車しそうになる。路肩のバナーに衝突しそうになるもそれを落ち着いて見事に回避。その後のリカバリーの仕方も実にスムーズ。さすが。
そしてもう1つのトラブルが予想外すぎた。それは5/7周回目に発生。動画でいうと44分30秒あたりからどうぞ。

ちょうどピットインブースのすぐ横でなぜか、ファン・アールトは突然停止。バイクを持ち上げて、隣のピットインへ駆け込む。一体何が?

工エエェェ(´д`)ェェエエ工
タオル!?
どっかから飛んできたのだろうか?運悪く、彼のバイクの後輪に絡まってしまった。これでディレラーがぶっこわれたもよう。
だが不幸中の幸いというべきか、ピットインのすぐとなり。タイムロスは最小限で抑えられた。このへんの不運の中の幸運というものは、強者にとって不可欠なもの?
このトラブルのおかげでぴったりマークしていたライバルのトム・ピドコックらにリードを許してしまうが、なんとここからファン・アールトが鬼のような猛追。
最後の結末は動画でどうぞ。
“do you ever see those saps with their cameras out?” #Dublin #CXWorldCup pic.twitter.com/wQPIYued7K
— Anto Moran (@moran_anto) December 11, 2022
なお開催地のアイルランドのダブリンはこの通り、すごい観客数となり会場は大盛りあがり。選手らもこの盛り上がりに感動・感謝していたようだ。