アスタナのジョー・ドンブロウスキー「チームから求められばグランツール総合成績を狙うけど、個人的には・・・」
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今年も(?)いろいろお騒がせのアスタナ。つい先日は総合系エースだったミゲル・アンヘル・ロペス(Miguel Ángel López)を解雇。重大な刑事事件に関係があった(らしい)ので、仕方ないといえば仕方ないか。
そんなロペスを失ったチームには、おそらくマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish)が移籍するだろう。総合系の選手がいなくなり、トップスプリンターが加入するわけだ。そうなればチームの戦略も今年までとはかなり変わると思われる。
そんなアスタナの選手で、総合系・クライマーのアメリカ人ジョー・ドンブロウスキー(Joe Dombrowski)が、来年度のグランツールについてインタビューに応じている。そのごくごく一部だけ抜粋する。
情報源:Joe Dombrowski ready to step into GC role at Astana if needed, but would prefer to stage hunt
このインタビューでジョー・ドンブロウスキーは、「チームが求めるならばグランツール総合成績上位を狙う」と話す。それが仕事上の義務だからだ。
だが、「だからといってグランツールで総合表彰台に乗れるかといえば、それはないと考えている。誰かはできると言うかもしれないが、自分には無理だろう」と話す。
そしてグランツールでトップ10あたりに入ったとしても、それが価値を持つかどうかは年齢によるとも話す。
たとえば、20代前半でグランツール総合トップ10に入ればそれはものすごい価値を持つ。しかし30代にもなると、ある意味で中途半端な総合成績よりは、難関山岳ステージでステージ優勝を飾るほうが価値が高いと彼は説明する。新しい契約を獲得するという観点でも。
そういったことからも、「自分としては総合成績よりもステージ優勝に賭けたい」と話す。
ただ上述のように、抜けたロペスの代わりに彼がグランツール総合上位を狙うようチームからオーダーがあるかもしれない。そのときは喜んでチームの指示に従うとのこと。
また現時点ではロペスが抜けた後の来年のチーム戦略はまだはっきり定まっていないようだ。来年のチーム方針がどんなものになるのか気になると話す。