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昨夜は最後の1級山岳でユンボ総攻撃が敢行されたものの、レムコ・エヴェネプールがまるで慌てることなく、逆にログリッチやヴィンゲゴーを力で封じ込めた。ステージ優勝そのものはログリッチだったが、実質的にはレムコの勝利といって良かったと思われた。
過去記事:3vs1でレムコ絶体絶命!?2023ブエルタ第8ステージの感想・結果・ハイライト動画
第8ステージは山岳ステージだったが今日は山岳ではなく丘陵ステージ。普通は各週の最後に山岳ステージを持ってくることが多いと思われるが、今日はそのようになっていない。またコースもちょっと変わった感じのコースになっている。次のコースプロフィールを見てほしい。
山岳は最初に1級、最後に山頂フィニッシュの2級山岳カラバカ・デ・ラ・クルス。アスタナの選手のダビ・デ・ラ・クルス(David de la Cruz)ではない。1級より2級のほうが標高が高く、そして破壊力がありそう。
まず1級山岳のプロフィールはこのようになる。
ここで遅れてもあくまで前半なのでメイン集団に追いつける・・・と考えたいところだが、この1級のあともギザギザのアップダウンが続くため、ワンデイクラシックのように脚が削られていく。よって調子が悪いから遅れるのに、さらに追いつこうと頑張ってもそれ以降も体力と脚が削られていくため、遅れる程度やメイン集団のペースにもよるが、メイン集団復帰はなかなか難しい場合があるかもしれない。仮に追いついたとしても、最後に勝負できるだけの脚が残っているかはわからない。
次に最後の2級山岳カラバカ・デ・ラ・クルスがこちら。
最初の1級と比べて登坂距離が4kmほど短い8kmで、平均勾配は5.6%。この数字だけ見ればプロとしては普通だが、上画像のように激坂区間が何度も登場するため、むしろこっちのほうが1級じゃね?と思いたくなる。間違いなく破壊力はこの2級のほうが上だろう。昨日の第8ステージの最後の1級山岳ほどではないが、この2級もヤバい。なにせ最大斜度20%。昨日は22%だった。
また登ってくだって、登って下って、また登って下って・・・みたいな道になっているため自分にとって良いリズムというかペースづくりが難しいかもしれない。
展開としては昨日と同じような展開かもしれない。まず大きな逃げ集団ができて、最後の2級に向けてユンボ・ヴィズマが本気で逃げとのタイム差を縮小させていき、逃げと2分以内の差でメイン集団も最後の2級に突入。そしてレムコたちエース勢が逃げを吸収。その後はやはりまずセップ・クスが一人で抜け出して、またレムコがそれを追いかけるか?
優勝予想はあえてプリモシュ・ログリッチではなく、昨日調子がかなり良かったレムコ・エヴェネプール。
今日は昨日と違って逃げをそのまま行かせちゃう気もしますね…。
という訳で、願望も込めて……エガン・ベルナル復活のステージ優勝!
もちろん逃げのメンバー次第だと思うけど、その可能性のほうが高そう・・・
ベルナルもこれまでトラブルなく順調に走れているし、アレンスマンがいなくなったこと、Gが遅れていることもあって、チームとしても本人としてもちょっとしたチャレンジを狙ってそう!
ベルナルあるか!?