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先日に世界中を驚かせたユンボ・ヴィズマとスーダル・クイックステップが合併する可能性があるというニュース。誰も予想していなかったことだろう。次の過去記事をまた読んでおいてもらいたい。
その合併で最大の問題となるのは、この過去記事でも書いたが実質的にチームが1つなくなることで契約を失う選手が大量に出ることだと思われる。また仮にそれらの選手が他チームへの移籍を決めると、そのチームでは今度は玉突きのような感じでチームからさらざるをえない選手も出てくるわけで。そうした連鎖的な影響は単純に「合併して史上最強のチームができました」では済まないレベルだろう。
そしてそのニュースが出てから特に話題になっているのは、2名の選手の動向だ。1人は今年ずっと移籍の憶測が囁かれ続けているプリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)。もう1人はレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)だ。
このうちレムコ・エヴェネプールについては、イネオスのGことゲラント・トーマス(Geraint Thomas)がチームメイトのルーク・ロウ(Luke Rowe)とやっているポッドキャストのWatts Occurringで、
Jumbo hates Remco and Remco hates Jumbo
訳「ユンボはレムコが嫌いだし、レムコはユンボが嫌い」
と述べている。その真偽はわからないが、レムコの性格からすれば、ライバルと同じチームに所属してチーム内でグランツールを争うというのは考えにくいかもしれない。確かに最強のアシスト陣が揃うと言えばそうだろうが、だからといってレムコがそんな環境を良しとし、チームの戦略に唯唯諾諾と従うだろうか?
一方でプリモシュ・ログリッチについては2025年まで契約が残っているので普通に考えれば、それを途中で解除してまで他チームへ移籍というのは考えにくい。しかし、今回のような合併という特殊な状況となれば話は別。これまでのチームとの契約とは前提が一変するため、新しい契約書が作られるはずだ。ならば、現状の契約途中で移籍は十分ありえるのではないか。
そんなログリッチを狙っているとされる4チームが、以下の情報源記事で紹介されている。
情報源:CYCLING MARKET: THE 4 TEAMS THAT ARE TRYING TO SIGN PRIMOZ ROGLIC
その4チームとは、
の4つだ。
合併騒動はもちろん、こうした選手の移籍は一体どうなってしまうのか。今年はシーズンオフもいろいろ熱い日々が続きそうだ。