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ロードレースの情報

ドーピングで出場禁止処分のトーン・アールツが近日中にレース復帰を発表か?

元シクロクロスヨーロッパ王者トーン・アールツが、ドーピングによる出場禁止処分からレース復帰か。

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今シーズンのシクロクロスがすでに始まっているが、どうやら来シーズンにはあの有力選手がレース界に戻ってきそうだ。

情報源:Toon Aerts eyes new contract as doping ban to expire in February

その選手は、ベルギーのシクロクロス選手のトーン・アールツ(Toon Aerts)。マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)やワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)らに近い実力の持ち主だ。

2016年のヨーロッパシクロクロス選手権ではマチューやワウトを退けヨーロッパシクロクロスチャンピオンとなり、また2019年にはシクロクロスのベルギー選手権でベルギーチャンピオンとなったこともある実力者だ。

だが、2022年2月に「特定物質」というカテゴリーの禁止薬物レトロゾールが検査で検出され、レース活動を謹慎。そしてその後正式にUCIから2年間の出場禁止処分がくだされた。なおその処分は自主謹慎期間に遡及して適用されている。

この件については当時に書いた下の記事を再び見てほしい。

・【シクロクロス激震】スター選手トーン・アールツがドーピング陽性。尿サンプルからレトロゾール検出
なぜUCIはすぐにトーン・アールツに制裁を課さないのか?ドーピングと特定物質とは?
・トーン・アールツが2年間のレース禁止処分

そんな彼の処分は来年の2月で満了。レースに出場できるようになる。

そして問題は彼を支えるシクロクロスチームとの契約だが、現時点で発表はまだないものの本人が言うにはもすぐなんらかの合意ができそうだとのこと。そして契約にあたり「自分は全ての情報をオープンしている、やましいことはなにもない」と語る。

現在のシクロクロスはビッグスリーこと、マチュー、ワウト、そしてトム・ピドコック(Tom Pidcock)が支配する世界となっている。その3人が本気で、かつトラブルなく走ればそれ以外の選手が勝つのはかなり難しい状況だ。力あるものが支配するレースは魅力的でもあるが、いつもそれならば逆に退屈にもなる。

そんな支配構造を崩せそうな力をもつ1人がトーン・アールツだ。まずはレース活動再開の吉報を待ちたい。

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piginwired
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