アスタナが20歳のコロンビアンクライマー、サンティアゴ・ウンバと契約
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来年に向けて、特にマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish)のツール・ド・フランス最対象記録更新のために積極的に補強戦略に乗り出し、チーム改革を進めるアスタナ・カザフスタン(Astana Qazaqstan)。
先日はカヴェンディッシュの盟友、マーク・レンショー(Mark Renshaw)のスポーツディレクターへの正式就任が発表された。
過去記事:マーク・レンショーがアスタナのスポーツディレクターへ。カヴェンディッシュの「プロジェクト35」をサポート
まるで映画などの物語の終盤でヒーローがピンチに陥った場面に、引退した老兵たちが集いヒーローを助けるというような激熱な展開にファンが大興奮。
そんなアスタナが今度は対照的に20歳という若い才能で、コロンビア人クライマーのサンティアゴ・ウンバ(Santiago Umba)と契約したことを発表した。次の投稿を見てほしい。
🇨🇴 NEW RIDER:
— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) November 9, 2023
We welcome Santiago Umba as our new rider in 2024:
📰👉https://t.co/RBfvOlKIyS#AstanaQazaqstanTeam
📷 @SprintCycling pic.twitter.com/QySoMDeRt0
サンティアゴ・ウンバは今年までコロンビアのコンチネンタルチームの1つGW Shimano-Sidermecで走っていた。
このチームはアンドローニ・ジョカトリ(Androni Giocattoli)の後継だ。昨年にドローン・ホッパー・アンドローニ・ジョカトリ(Drone Hopper-Androni Giocattoli)がメインスポンサーの経営難でチーム消滅。そのあとを継いだのがGW Shimano-Sidermecだ。これも当時にブログで紹介した。次の記事がそれだ
過去記事:ドローン・ホッパー・アンドローニ・ジョカトリはコロンビアのコンチネンタルチームとして継続へ
契約は4年で、2027年まで。
コロンビア人クライマーという点で、エガン・ベルナル(Egan Bernal)やイヴァン・ソーサ(Iván Sosa)の後輩となるが、ベルナルやソーサもアンドローニ・ジョカトリに所属していたので、そういう意味でも後輩となる。
サンティアゴ・ウンバは2021年にステージ優勝や表彰台入りを複数達成しその飛躍を印象づけたが、その後は怪我に悩まされ目立った成績は残せていなかった。
だが若い才能を欲したアスタナが、そのコロンビ産ダイアモンドの原石を他に取られる前に拾い上げたという形だろうか。はたしてチームを、そしてプロトンを代表とするクライマーになれるだろうか。