ヴィンゲゴーはパリ五輪に出場するのか？

今年のツール・ド・フランスを圧倒的な強さと安定感でニ連覇を達成したヨナス・ヴィンゲゴー（Jonas Vingegaard）。そんな彼は来年のパリ五輪にデンマーク代表として出場するのか？

情報源：JONAS VINGEGAARD: “I STILL HAVE A DREAM OF RIDING THE OLYMPICS AT SOME POINT, BUT I DON’T THINK THE ROUTE SUITS ME PARTICULARLY WELL”

今回の取材で、ヴィンゲゴーが代理人に対して「選ばれたら嬉しいけど、選ばれなくても驚きはせーへんね」という考えを話していたことが明らかになった。

さらに、ヴィンゲゴーは「パリ五輪で代表の一人として走ることが夢やけど、コースが自分に合ってるとは思えへん。もっと適した選手がいるし、デンマークは4人しか枠ないからね」と話したようだ。

パリ五輪のロードレースのコースは、一日の獲得標高は多いものの、ヴィンゲゴーが得意とする長く厳しい登りがあるわけではなく、短い登りを何度も繰り返すタイプのワンデイクラシックのようなコースとなる予定だ。そのためヴィンゲゴーに向いていないのは確かだろう。むしろクラシックハンターのマッズ・ピーダースン（Mads Pedersen）などに向いているか。

そんなわけで、ヴィンゲゴーはパリ五輪よりもスイスのチューリッヒで開催される来年の世界選手権ロードレースのほうを狙おうと考えているようだ。そちらのコースのほうがまだ彼に向いているからだ。

このようなことからすると、ヴェンゴーのパリ五輪出場は可能性はやや低いと考えるべきか。